クリスマスが終わると年末モード。
今年ももうすぐ終わりですね。
ブログの管理画面整理していると、書きかけのままアップしなかった記事がありました。
こちらの
我が家の床、無垢の床なんですが、
施工時にスペーサーを噛ませないで、突き付けて施工してたのを見て私がとても不安になった…‥……という記事の、続きの話しです。
せっかく書いてあったので
現在の床の様子も追記してアップします
かなり長文になってしまったので
家作りに興味のある方だけどうぞ
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ネットで調べても調べても、
無垢床の施工にはスペーサーをかませる。
という内容ばかり…‥……
土屋さんも、監督も『大丈夫です』って簡単に言うけど…‥……でも…‥……。
あまり、文句をつけてたり、仕事の粗探ししてるみたいに思われたくないから、
現場の棟梁にはいらないこと言いたくないのだけど…‥……。
でも、
でも、
心配なんです
現場を見学にいった際に、差し入れを渡しながら棟梁に思いきって、話しかけてみました。
ミキ「あのね、棟梁。この床スペーサー噛ませてないでしょ?」
棟梁「…‥……。」
ミキ「ネットとか見ると、スペーサー噛ませないで施工すると、こんな風になっちゃうとか、怖い画像がいっぱいあって、心配なんだけど…‥……。」
http://mukuflooring.livedoor.biz/archives/cat_50040039.html
おそるおそる、スマホの画面を見せる私。
どれどれ、と画面を覗きこんだ棟梁はあっさり言いました。
絶対にこんな風にはならないから
木は乾燥して縮むから逆にいま隙間作って施工なんかしたら、あとで隙間が出来て大変だから
あっさり断言…‥……(;A´▽`A
心配した施主が、スペーサー使わなかった場合の写真まで見せても心配ないって断言するんだから、
大丈夫…‥……ってこと、なの…‥……かな…‥……
ミキ「大丈夫?」
棟梁「絶対に大丈夫。逆に以前、こんな風に隙間作って施工した家が、後から隙間出来てクレームになって大変だったくらいなんだから」
ミキ「え、そうなんですか」
棟梁「俺の家も隙間なんて作らないで施工したし、むしろ、いかに隙間を作らないか、しっかり突き付けてやる方が大事なんだから」
うん。
この道40年のベテランがここまで言うんだから信じます!
我が家の無垢床の施工にはスペーサーかませてないけど、それで正解!
よし!
でもね…‥……(;¬_¬)
あそこまで、自信満々な棟梁の根拠が知りたくて、更に、ネットで検索しちゃいました。
本当に、どうにかならないですかね、
この性格(;A´▽`A
でもね、
そしたら、恐らく、棟梁が言ってるのって、こう言うことなのかな?と言う文章を見つけました!
当社のお届けしているフローリングの箱の中に、
「無垢フローリングは色にばらつきがあります。また、貼る際には、ハガキ一枚分すかして貼ってください。」
と、書いた紙が入っています。
これは、皆様の施工状況が判らないので、最大公約数を取った貼り方をご説明しているんですね。
極端な湿度の高い生活をされる場合、無垢フローリングの代表、オークなら0.32%の収縮率があるので、短手方向、90mm側で発生した場合、約0.29mm伸びてしまうからなんですね。
ただし、これは高気密・高断熱などの次世代基準に適合した住宅の場合、必ずしもそのままで良いというワケではないのです。
また、暖房計画などにも依存します。そう言った物を度外視して構わないのなら、本当は無垢床材は詰めて施工した方が良いと思っております。通りもキレイになるし。
と言うのも昨今、全館換気が標準化されましたが、あれは数値だけ見ると過乾燥なんですよ。そして、最近オール電化が流行っておりますので、湿度の発生源は【人間】と【煮炊き】のみになりつつあります。
(勿論、床下から湿気が上がってくる様な悪質な新築は論外ですよ?:笑)
その際に住まう人が換気などをする前提がはっきりしていれば、床は詰めて貼った方がいい。
それが確定できないから「ハガキ一枚分すかしてくださいね。」となっているんです。
(➡【クレームの起きない住宅作り】無垢フローリングの貼り方)
あと、こんなページも見つけました!
ただ、フローリング材は、季節によって伸縮するので、冬場と、夏場では、施工方法に若干の違いがあります。
(中略)
そして季節変動ですが、冬場は、空気もフローリングも乾燥しています。
そんな時の工事は、わざと、フローリングと、フローリングの間に、アライアンス(意図的に隙間を開けること)をとって、貼っていきます。
スペーサーという定規のようなものがあって、それを挟みながら、意図的な隙間を開けつつ、貼って行くのです。
フローリングは、湿気が多くなる時期には、
膨張して、膨らみますから、乾燥した時期に、ギチギチに隙間なく貼り付けていると、フローリングのジョイントが互いにぶつかって、突きあがってくることがあるのです。
それを避けるために、冬場の施工では、0.2mmとか、0.3mmといった「意図的な」隙間を空けつつ、工事していく訳です。
そして夏場の工事の場合は、冬場の乾燥を考慮して、隙間なく、きつめに貼って行きます。
夏場、フローリングは、膨張しています。
しかし、冬になると乾燥して収縮するので、
収縮しても、隙間が出来ないよう、当て木を添えて、打ち付けていく訳です。
どの程度の加減で打ち付けたらいいかというのは、大工さんの経験ということになりますが、幅の広いフローリングは、収縮の幅も大きくなるので、より一層きつく貼らないとならなくなる。
(➡http://www.mukuzai.me/blog/tag/%E9%9A%99%E9%96%93)
こ、こ、これだ
棟梁が言ってる
「こんなの隙間をあけてやったら大変なことになる」
「施工マニュアルにはそう(スペーサーをつかえうように)書いてあるけど、そんなこと俺はしない」
言ってたのは、このことだったんですね!
我が家、夏場の施工だし
幅広のフローリング
最大公約数的なマニュアルだと、施工時にスペーサーを噛ませるのが○だけど
我が家の場合は、むしろ、いかに隙間を作らないかを考えて施工するのが○ってことなんですね!o(^o^)o
よし。
ちょっと安心した(*´∀`)♪
それに、あそこまで隙間を開けない施工に拘ってる棟梁に対して
もしも
■とにかく、マニュアル通りにスペーサー入れて施工してくださいと言う
➡もしも、引き渡し後、隙間がひどくてもクレームは言えない(;¬_¬)
■スペーサー入れないことを不安がってるのに、絶対に入れない方が良いと、詰めて張った。
➡もしも突き上げや、床鳴りがあったら堂々と直して貰える
うん。
そういう風に考えて、無垢の床。楽しみに待とうと思います!
((o(^∇^)o))
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そんな感じで施工して貰った我が家の床。
入居三ヶ月経った12月下旬
暖房はエアコンオンリーで
室温は24℃くらい
湿度が平均で48くらい(良くて52、3。ひどいと38%くらいまで乾燥してます)
はい、ひどく乾燥してまして
当然、フローリングも収縮してます。
隙間?
えぇ
出来てますよ
こことか
こことか
この辺とか…‥……。
隙間が出来てます
…‥……と言っても、紙が挟まるような隙間じゃなくて、
9月に引き渡された時より、
なんか、隙間が出来ているような…‥……?
くらいの隙間ですが。
でもね、でもね
施工時にスペーサー噛ませないで、突き付けて施工してくれたからこのくらいで済んでるんだと思うんですよね
本当に、棟梁の経験と勘のおかげです。
あの時、施工マニュアル通りじゃないっ!って我を張らなくて
本当に良かったです(;A´▽`A
まぁ1~2年は、木が動くみたいなので
まだまだ様子見ですけどね
床濡らすのは乾燥対策にもなりそうだし
月イチくらいで、こちらのワックスかけもしてあげようと思います
ミキは、ここで旦那さんと出会いました♡⬇