※続き


部室についたSは


「チキショウ」




小さく呟き

うなだれた


どれだけ時間が過ぎただろうか



突然


部室の扉が開いた


「ウワ!!





あぁ


S君か


何してんの?」




偶然にも

クラスメートが

入ってきた



「何でも無いよ」
そう

呟き

Sは

部室を出た




Sは考えた

『相手が何人いようが

今回は

負けた


途中で

親父っさんが入んなかったら


ホント
ヤバかった


ハー


もっと強くなりたい

もっと力が欲しい』


強くなりたい

誰にも負けない位






Sは

それ以降

空手の練習に
力を入れた


毎日毎日

ズタボロになる程
練習した


そして

不思議な事も起きた


そう

ヒデも
ヒデの取り巻き達も

全く

Sに手を出して来なくなったのだ


そして

ハヤ達も
同様に
手を出して来なくなった




多分


中華料理屋で遭った

筋の方


ヒデ達に

口添えしたのであろう




ハヤ達は
わからないが



そして


ごく平凡な
中学校生活を送り

中学校3年生になった


ちなみに


ヒデは

中学2年の後半からは


全く学校に来なくなり

卒業式も

当然のごとく

居なかった


この時から


噂では

地元で

他の中学の奴ら


自分の取り巻き達と

暴走族を作ってたらしい







中学3年の始業式の日


クラス替えを見て

唖然とした



何の因果か


ハヤ

のっぽ

デブ





同じクラスになった



Sは
思わず舌打ちをした


「何の因果だよ」




小さく


呟やいた





3年のクラスに入った瞬間


ハヤ達は


舌打ちをして


三人揃って


クラスを出て行った




それからは

余り

関わりを持たず


単なるクラスメートになった







ある日

Sが


給食を食べ終え

教室を出ようとした


Sは

いつもの日課だった










のっぽが


「アイツ



続く
※続き


「お~い

君達

元気だなぁ



しかし

そんな

よってたかってじゃ

可愛いそうだなぁ



まぁまぁ

場所も何だし

離してあげなさい」

見知らぬ


ガタイのいい
親父っさん



現れ


声をかけてきた


しかも

見るからに
一般人とは

違い


顔中


傷だらけ


中には
刀傷と思われものもあった




ヒデと
取り巻き達は

親父っさんの風貌に

びびった様にも見えた


「誰か知らんけど

あんたには
関係ねーだろ」


意気込んだ
取り巻きが

親父っさんに言うと


親父っさんは

ニコニコしてた顔を急に変え


「オイ

あんまり

でしゃばんな餓鬼が」

丸太みたいな腕を

取り巻きの肩に乗せ

ドスの効いた声を出した



「オイ

お前達も

聞こえんかったか?


離せ」



親父っさんが言うと

Sを抑える力が

収まった

両手両足も解放されている



今だ!


Sは

腰に力を入れ

上に乗っている

取り巻きを

跳ね飛ばした


「うぉ」


前に転がる
取り巻き

その瞬間


Sは

立ち上がり



取り巻きの

背中に乗り

首を腕で締めこんだ



「おい


やめろ
馬鹿タレが」



親父っさんがそう言うと

Sを
蹴り飛ばした


「ぐはぁ」


余りの体格差か

Sは

かなり吹っ飛んだ



一同唖然する中


親父っさんは
言った


「ほ~れ

早く散らんと
教師につかまるぞ」




ニヤニヤしながら

言った


ヒデは
親父っさんに
びびったのか


舌打ちをして


「S次は殺すからな」




やっとの事で

上半身を起こした
Sを蹴りつけ


取り巻き達と

その場を去った



残ったSに

「ハハハ

最近の餓鬼共も

なかなか無茶な喧嘩するなぁ」




ニコニコしながら

親父っさんは言った

Sは

体を
何とか起こし

親父っさんを睨みつけながら

ヨタヨタしながら

休む為に部活の部室に向かった


部室に着いた

Sは

その場に崩れ落ち






続く
※続き

突っ込んで来た

取り巻きを


そのままの勢いで

顔面に

頭突きを喰らわす


「パグウっ」


声に

ならない声で

鼻血をボタボタたらしながら

沈む
取り巻き




さぁ


こんなけ人数がいると

ちと

まじーな

マキは
取り巻きと

取っ組み合い

何か

わーわー

やってた


マキを取っ組み合いしてる

取り巻きの後頭部を

飛びながら
肘を
打ち下ろすと


「コフゥ」


とか

言いながら

ヨタヨタして

マキから

手を離した

取り巻きは

そのまま

手を地面につけ

腕立てみたいな形になったので


横っ面に

足で

蹴り上げると

ゴロン
ゴロンしながら

吹っ飛んでった



「マキ
行け

お前関係ないから

後で俺
ハヤん所行くから

今は

行け」


Sは
マキに

そう告げると


マキは
「すぐ戻るからな」


言い残し


走った





さて
どうするかな

ハハッ



テンションが
ガチ上がりな

Sは

ニヤニヤしながら

考えた



すると



『バカァアアン!!


ブシュブシュブシュー』





Sの真横に
何か降ってきた



消火器だ



「チッ
外れたか」


上を

見ると

ヒデの取り巻き達だった



「うぅ

痛っぇ」


ゆくりと

ヒデが上半身だけ起きた



今なら
ヤレル


Sは

ヒデの元に走り


そのまま

顔面を蹴り上げようとした


「死ね」






後僅かの所で

取り巻きに

体当たりされて

吹っ飛んだ


そのまま


取り巻きに

馬乗りにされる形になった



その瞬間

周りの取り巻き共が
Sの
両手両足を

抑えた



「糞野郎が
ボコボコにしたる!」


校舎からも

取り巻き達が

叫びながら


走ってきた




やべぇ………



絶対絶命だ………



Sは


「離せ

離せえぇええ!!」



Sは

取り巻き達に叫ぶが
抑えつける力を

ゆるませる訳が無い

その時

「お~い………………」





続く