女優中谷美紀(38)が10日、主演するフジテレビ系連続ドラマ「ゴーストライター」(13日スタート、火曜午後9時)の役作りのため、あの佐村河内守氏(51)謝罪会見を参考にしていたことを明かした。
 この日、都内で行われた制作発表会見で「YouTubeで拝見しました。佐村河内さんは偽りの自分を正当化していました。でも、どこかで音楽を愛していると思うと感じる瞬間があった」などと語った。
 佐村河内氏は聴覚障害のある作曲家として活動していたが、新垣隆氏(44)にゴーストライターを頼んでいたことが発覚。昨年3月7日に都内で3時間に及ぶ謝罪会見を開いた。
 中谷はドラマで、才能に行き詰まりを感じてゴーストライターを頼む有名作家を演じている。自身の役柄でも「書きたいという気持ちと、文学を愛する気持ちを大切に演じたいと思う」と話した。
 劇中ではゴーストライター役の水川あさみ(31)と、気温5度の夜の雨の中、道を転げ回りながら殴り合うシーンがある。中谷は「(代役の)ゴースト女優を用意してもらったけど、自分たちでやらなければと思った。髪の毛を引っ張るは、殴るは、蹴るはと大変でした」。水川は「寒いは、痛いはで、2度とやりたくないシーン。でも、自分たちでやってよかった」と話した。