出産後の夫婦の危機を描くフジテレビのドラマ「残念な夫。」とタイアップして、東京都がダメな夫にならないために展開している子育て支援策をPRする。主演の玉木宏さんら出演者と「子育ては妻の話を聴くところから」などと記したポスター3千枚をおむつ交換スペースのある百貨店や公共施設などに張り出す。
 ドラマは出産後、ストレスを抱える妻を気遣えない夫が様々な問題に直面し、子育てに参加するうちに良きパパへ成長していくストーリー。都はチラシやホームページで、新人パパ向けに作製している「父親ハンドブック」や、沐浴(もくよく)やおむつ交換の方法を学べる区市町村の父親学級など子育て支援策を周知する。
 ポスターの費用はフジテレビ側が負担するという。舛添要一知事は「『子育ては妻の話を聞くところから』とは耳が痛いが、子育て世代の皆さんに都の支援策を活用してもらえれば」と話している。