仕事中に私物の携帯が鳴る。
最初に勤めた会社の同期からだった。
電話の向こうが騒がしい。
呑んでいるのだろう。と、思ったら、電話口から聞こえてきたのは、当時の上司の声だった。
10年以上何の連絡もしてない。
文字通り、ご無沙汰である。
一応、近況を報告した。
「声、変わらないな。」
と、言われたが、声なんて変わるモンだろうか。
自分はあまり芳しくない存在だったと思うが、それでも懐かしく会話してもらえるのは嬉しいモノである。
同期は8月にこちらの地方に戻ると言う。
「お前も40か。歳取ったな。」
それはお互い様ですよ。