「プリンセス・トヨトミ」読み終えました。万城目学さんの名前は知ってたけど、作品は初めて手にしたのです。
設定は奇抜だし、キャラも立っているので一気に読めるかなと思ったのですが。前半の説明部分が長くて、ちょっとテンポの悪さを感じました![]()
メインキャラの性同一性障害の設定が必要だったのか。OJOが最後はかすんでしまっているし、先生とヤクザの親分の立ち位置もよくわからなかったし。
登場人物が多すぎたのでしょうか。
それでも「大阪国」の発想は面白いし、そのアイデンティティはしっかりしている。と言うか、大阪ならではの成り立ちですね。
でも一番心に残ったのは、父親と息子が語り継ぐというくだり。男の親子関係って、お互いに照れるからちゃんと場所と時間を準備しないと向き合えないんだな。
これが女同士だといとも簡単に出来ちゃう。例えば、父親がお風呂に入ってる間に、台所で洗いものをしながら二人でサラッと話が出来ちゃうみたいな。
男は頑張ってるけど、いつも後ろで女が支えているという。
それでも父親と息子のつながりが、一番胸に染みました。
そんなところに魅力を感じた一冊でした

