中学3年生の頃の話。
中学3年にもなると、
高校受験という
イベントが控えており、
学業の成績を見ながら
「進路指導」とか
「三者面談」とかが
よく開かれていた。
俺の場合、
春先の
第一回目の三者面談が
とても強烈だった。
テストの成績は、
約300人の学年の中で
「中の下」だった。
そして、
理数系の成績が壊滅的だった。
担任から言われたのは、
「公立で、行ける高校は無い」
そして、
「理数系に弱い奴は、工場でも働けない」
というキツい内容だった。
普通だったら、
大概の人は奮起するんだろうけど、
俺の場合、
そこから、ひねくれていった。
俺は、
本当に勉強が嫌いだったから、
中卒で働く事を考え始めた。
2回目の面談では、
俺も開き直った。
成績の事を言われたら、
「高校は無理なんでしょ?
もう、いいよ。
だから、進学はしない。
卒業したら働く。
でも、
俺が働けないかどうかなんて、
やってみなきゃわかんないでしょ?」
って言い返した。
そして、
職業体験が行われる事になったのだが…
喫煙がバレて中止になった。
結果として、
私立の底辺高校に進学する事になった。