半年も経つと限界が来た。
全てが嫌になった。
仕事も、
マイホームも、
人間関係も。
いつしか、
布団から出られなくなった。
消えてしまいたくなった。
うつ病と診断された。
薬を処方され、
通院を余儀なくされた。
すると、
水を得た魚のように
自分の地区の創価学会員がやってきた。
「一緒に祈ろう!」
って。
俺は
「本当に人の気持ちを思っているのなら、お願いだからそっとしておいてほしい!」
そんな気持ちだった。
この先、どうやって生きていけばいいのかわからなかった。
公明党の市会議員が提供する、
無料法律相談にも申し込んだ。
しかし、
「それは弁護士に相談することか?
とっとと自己破産して、
生活保護を受けるべきだ!」
と、
市営住宅の募集要項を渡され、
突っぱねられた。
その言葉を受け入れ、
理解するには、
ものすごく時間がかかった。