20年程前、ある田舎町で、母方の祖母と2人で暮らしていたとき、小太郎という雄の白猫を飼っていた。穏やかで人懐こい性格で、来客の多い家だったが、よきマスコットぶりを発揮していた。
家にはよく、カトリックのブラザーやシスターたちが訪ねてきた。彼らは、あるときは1人で静かに祈るためにも来た。彼らのために、農家で使わなくなった、畳3畳程の小屋を借りていた。山の中で蛇も出るような所だったが、シスター1人でも、そこに泊まって祈っていた。
私と祖母は、来客があると、よくその方面へ一緒に散歩をしていた。その日も、訪ねてきたシスターたちと一緒に、小屋で祈るために歩き出すと、小太郎もついてきた。小太郎は、人の散歩についてくるのが、大好きな猫だった。
小屋に着き、私たちが中に入って祈り始めると、小太郎も入ってきて、お祈りが終わるまで、皆のそばに座って、じっと目をつぶっていた。お祈りが終わると、シスターたちは、「この猫は、ちゃんとお祈りにあずかってたわ」と感心していた。小太郎が、本当にお祈りに参加してたかどうかは、わからない。でも、私たちと同じ空気の中で、何かを感じていたのは確かだ。
家にはよく、カトリックのブラザーやシスターたちが訪ねてきた。彼らは、あるときは1人で静かに祈るためにも来た。彼らのために、農家で使わなくなった、畳3畳程の小屋を借りていた。山の中で蛇も出るような所だったが、シスター1人でも、そこに泊まって祈っていた。
私と祖母は、来客があると、よくその方面へ一緒に散歩をしていた。その日も、訪ねてきたシスターたちと一緒に、小屋で祈るために歩き出すと、小太郎もついてきた。小太郎は、人の散歩についてくるのが、大好きな猫だった。
小屋に着き、私たちが中に入って祈り始めると、小太郎も入ってきて、お祈りが終わるまで、皆のそばに座って、じっと目をつぶっていた。お祈りが終わると、シスターたちは、「この猫は、ちゃんとお祈りにあずかってたわ」と感心していた。小太郎が、本当にお祈りに参加してたかどうかは、わからない。でも、私たちと同じ空気の中で、何かを感じていたのは確かだ。