それから一月がたって、俺は新しいお母さんにお兄ちゃんと一緒に住みだした。
お母さんは優しくてとても泣き虫な人で、お兄ちゃんはいつもニコニコ笑って、どこかドンヘに似ていた。
「ヒョクチェ・・ドンヘくんに会いたい?」
お母さんにが突然、僕の肩を持ち聞いてきた。
そんなの決まってる・・会いたいよ!
俺は大きく返事をすると、出かける支度を始める。
「ドンヘ元気かな♪」
お母さんが困ったように笑うと俺の頭を撫でた。
「さぁ行こうか」
お母さんに急かされ車に乗り込むと車が発車した。
俺が少しうとうとし出した頃に車は停車した。
「ヒョクチェ行こうか」
お母さんに抱えられ、進む先には白い壁が続いてて少し怖くなった。
「ヒョクチェ・・・」
お母さんはある部屋の前に立つと扉をノックした。
中から聞き覚えのある声が聞こえた。
「ヒョクチェくん、よく来たわね」
中から先生が顔を出して優しく微笑んだ。
俺は先生に手を引かれて部屋に入った。そこには包帯をたくさん巻いたドンヘが俺を驚いた様に見て泣きそうな顔で笑った。