『優しい紅茶の入れ方』
~ヒョクチェと薬師~⑤
次の日、俺は『瓶を返す』っと言う重要任務を遂行するため、本当はただ瓶を返すだけ・・・そのために再びあの山道を登ることになった。
今回は急ぐ用でもないので歩いて登ることにした。兄さんものんびり登れって言ってたし・・
本当に自由過ぎる・・・知り合いなら自分で行ってほしいな。
登り続けることはや二時間・・・やっと山頂付近に到達した・・昨日は気付かなかったけど、結構きつい・・・
辺りを見渡すと小川が流れていて渇いた喉を潤すことが出来た。
もう少しだな・・・俺は疲れた足を水につけていた。冷たい水が心地よい。
「あれ?ヒョクチェ?」
俺の目の前の茂みから薬師が飛び出してきた。
「こんにちは・・」
薬師は急いでいるのか足踏みしながら挨拶する。そして俺の腕を掴み引っ張る。
「ゴメンね、急いで靴履いた方がいいよ!」
俺は軽く足を拭くと急いで靴を履こうとした。
「あっ!やばいな・・・」
薬師の見上げる先には巨大な影が・・