チビと出会ってからは、毎日が楽しかったと、思います。
それは近くに友達居ない兄弟にとってどれだけ癒された事か。
秋から冬に掛けて、田んぼは水が無くなり良い遊び場に。
妹とチビと私で走り回り、疲れたらわらの上で3人で寝て、
そして又走り回る。そして木に登ったり木にロープでブランコを
父が妹の為に作ってくれました。
私達には大事な木です。
ある時、農家の方が木を切ることにしたので、
子供の私はお願いしました。
私にとっては大事な遊び相手。
すると農家の方は、仕事を手伝ったら切らないよと言ってくれました。
私は子供なりに夢中で仕事を手伝い、無事切られないで済みました。
こんな生活をしながら、よくチビが放浪する様に成り始めました。
何処から「チビー」と呼ぶと必ずに来てくれるチビ。
何処かに出かけても、バス停から半分着た所から叫んでも、
シッポを振りながら、駆けつけてくれるチビ。
何時も一緒に散歩してくれるチビ。
わらの上で寝ている時に母親の様に、私たちを見守るちび。
放浪癖が少しづつ、増える様に成って来た。
ご飯も食無いで、放浪する時も有る。
なぜその時気付いて、あげられなかったのだろうと
今でも悔やみます。もっと大人だったら・・・・・。
チビを探す毎日です。
学校が終わるとすぐに探します。でも居ません。
そんな有る日、学校の帰りに溝の中にワンちゃんの死体。((>д<))
泥だらけの・・・。(T_T)「ちび」と声を掛けても反応無し。
でも何度もチビの名前を呼びつづけます。
目には涙、私の力では持ち上げられません。
走って家に帰り母に話しをしました。
きっと母は分かって居たと思います。
チビで有ることを・・・。
ただ人の手で持ち上げられないので、
保健所の方か、業者の方か分かりませんが
私が学校に行っている間に作業は終わっていました。
それから毎日の様に、死体の在った場所に
摘んできた花を供え、泣いていた私でした。
きっとチビは、あの12月31日の日に死んでいたんです。
それを可愛そうに思った神様が少しだけチビと私達に
幸せをくれたんだと、思います。
チビの死んだ所は、なぜかチビが拾われた所同じ場所です。
私はたくさんの動物達と出会い、別れて来ました。
その全ての動物が幸せか、不幸せか分かりません。
でも今でも、初めて会ったチビ、一緒に走ったチビ、
走って迎いに来てくれたチビ、溝で泥だらけに成ったチビを
一生忘れません。神様が私達兄弟に与えてくれた、「チビ」
これが私の奥底に流れる、動物達への愛情の源です。