文化の甲子園・・・
夕方・・・
ヤツから速報が届いた。
「予選落ちだ」
一言だけ。でも、予想だにしなかった一言。
家で無言で過ごす私が一瞬素の自分に戻ってしまった。
「えっっ!!!」
・・・思わず叫んでそのまま電話をする。
つながったのは太鼓の後。
ヤツと、そしてマエストロと話をすることが出来た。
「いや~、逆にここで終わってすっきりしてるんだよね。
演奏もよかったし。とてもよかったし。」
マエストロの言葉にふっと笑顔になる。
「なんだか不思議な気持ちです」
私も正直に今の気持ちを伝える。
いつもなら、8月~9月までが吹奏楽の夏。
現役生もびっくりして、悔し泣きとかそういうのじゃなくて、
しばらく固まって動けなかったそうだ。
全ての敗因は
「時間」
これだけだったと彼は言った。
「今まで行けなかった学校が、いけるために精一杯努力して臨んでいたから、
こういうことがあることがあたりまえなんだ」
・・・その通りです。
評価するのも人間。その年その年で傾向が変わるのも十分わかっている。
ただ、今年はその対策はおろか、詰めることさえ出来なかった。
順位を聞くと、たしかに納得出来る。あと一歩だった。
これは本番に強いN高校吹奏楽部の、全てのみんなの力だった。
ステージ、観にいけなくてごめんね。
でも、想像してた。みんなの光。みんなの音。みんなの顔。
みんな、精一杯やったね。
素晴らしい一ページを残したんだ。みんなにしか出来ない力で。
みんな、本当にありがとう。
ありがとう。
大好きだよ。
そこに足あとを遺せ。体重目いっぱいかけて大地を踏みしめろ。
そして踏み出す一歩、
全員で踏み出す一歩。
鼻歌歌いながらゆっくり笑って、手をつないでいこう☆
休み休み、ね♪
素晴らしい一日だった。
情熱的でアツい、アツい甲子園だった。
みんな最高!!