『どうする家康』
第33回 裏切り者
 
数正が、考えている事は分かる気がしてならない。
関白になった秀吉に屈する事が、家康の命、家臣の命、生活を助ける事ができると。
数正の去り際に、殿と自分はずっと一緒である、という様な言葉を遺し、秀吉に家族と家臣と共についた。
賢いとは思う。
だが。
家康が戦国の世を治めるという誓いがあるのだ。
家康が秀吉に屈したなら、戦国の世が終わる。
数正はそう合理的に考えた結果が秀吉の元へ行ったのだろう。
だが、去り際の言葉には嘘はなかったのかと思う。
命を掛けて殿を守る為の秘策があるのか。
そう考えるのが家康の家臣であった数正の考えではないのか。
寝返ったのだとは思えない。
しかし、その心をみせず、殿を思うが故なのだと信じて止まない。
 
次はどうするのですか!
家康様!


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