尼崎の町医者長尾先生のブログより


2021年08月26日(木)

なんかよう分からんけども、「濃厚接触者」という言葉を死語にして欲しいな。

毎日、「濃厚接触者と接触したけどどうすればいいのか?」という相談だらけ。

濃厚接触者の同定や追跡よりも発熱者に早期治療するほうが大切、だと思うが。

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もう保健所は完全にマヒ、している。

視野狭窄というか、自分を失っている。


ハッキリ言うならば、保健所が命を奪って、いる。


名前を聞いても絶対に名前を名乗らないアルバイト女性が、毎日、毎日、

実にいい加減、口から出まかせを言っては市民や我々を振り回している。


「薬は飲まないでください」

「10日経ったから隔離解除します(まだ酸素吸ってるのに)」

「下痢していても、無理して沢山食べてくださいね」

「濃厚接触者は2週間、自宅に隔離してくださいね」

「保健所では濃厚接触者の認定はしておりません」

「保健所は開業医からの疑似症例も受け付けています」

「これから濃厚接触者の自宅を回って検査をします」(でも来ない)・・・


正直、はあ?ばかり。


ホンマに何を信じたらいいのかサッパリ分からないし、

あとで保健指導で怒られるので規則を聞くけど答えはてんでバラバラ、だし。


保健所は、人の命を命だと思っていない。(人がいる。だってアルバイトだもん)

でも僕たちは、人を助けたくて必死のパッチ。その温度差がスゴイね。


これは、絶対に保健所が悪いわけではなく、その能力も無ければ

治療もできない(=放置する)保健所に丸投げしている法律(一類相当)が悪い。


法律を造るのが国会の仕事。

でも今は、休みなんだよねー。


つまり、政治の無作為。

人災そのものだと思う。


毎日、思うことは、たとえ半日でいいから総理や大臣が長尾クリニックに来て、

僕と一緒に発熱外来やドライブスルーやオンラインを見てくれたら騒動は終る。


昨夜21時の総理会見を聞いていたら、まだ「濃厚接触者の確定」と言っていた。

「そんなもん確定せんでもええから、邪魔すんのだけでもやめて」と言いたい。



先週、こんな通達が出た。


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感染拡大地域における陽性者の家族等への検査について並びに    

医療従事者である濃厚接触者に対する外出自粛要請への対応について  8月19日


 前略 標記につきまして、緊急事態宣言対象地域及びまん延防止等重点措置 区域に指定されている期間中に限り、帰国者接触者外来相当医療機関(PCR 検査等実施医療機関)の医師は、検査陽性者を確認した際には、保健所の判断 が無くとも、さらにその同居家族等の濃厚な接触の可能性がある者に検査を促 し、なるべく検査を実施するよう、厚生労働省より事務連絡が発出されました のでお知らせ致します。何卒ご協力の程お願い申し上げます。  

 また、上記の期間中であって医療従事者が、家庭内感染等により濃厚接触者 となった場合、別紙添付文書に記載の要件及び注意事項を満たす限りにおいて 医療に従事することは不要不急の外出に当たらない、との事務連絡が併せて発 出されましたので、よろしくご留意の程お願い致します。

 添付文書   

〇感染拡大地域における陽性者の家族等への検査について   https://www.mhlw.go.jp/content/000819097.pdf      

〇医療従事者である濃厚接触者に対する外出自粛要請への対応について  https://www.mhlw.go.jp/content/000819920.pdf

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なるほど、保健所が濃厚接触者と言わなくても、医師の判断でPCR検査をどんどんせよと。


また、医療従事者が濃厚接触者になっても、気にせずに働いてもいい、のだと。


なんでこんな訳の分からない文書が出たかといえば、医療従事者を

濃厚接触者として2週間隔離すれば病院に誰も居なくなるからだろう。


じゃあ介護従事者はどうなのか?
と、僕は突っ込みたくなるのだ。


答えは、きっと「ああ。忘れていました」なんだろね。きっと。

現場を知らない官僚が思い付きで、やっているのだろうかな。


でも政治家はもっと現場を知らないしね。

有名病院の有名先生の見学しかしていない。




MRICに、ある保健所の医師が本音を吐露している。


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保健所主導から医師主導への変換 -早期発見早期治療の必要性-

某保健所長

2021年8月25日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp

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今新型コロナウイルス感染症対策は保健所が主導している。感染者が出ると保健所に発生届が出され、保健所が入院とか自宅/ホテル療養とか決めている。そして、そのやり方は完全に機能不全となっている。 自宅/ホテル療養とは?療養という名前がついているが、現実は隔離だ。自宅/ホテルに隔離しているだけで、治療しているわけではない。


ただ隔離しているだけなので、この中から悪化する感染者が必ず出てくる。そして、悪化してから入院。このようにただ隔離されて悪化した患者は、既に重症となっており、対策は限られてくる。硬くなった肺は人工呼吸器が必要、全身に回ってしまった炎症だから全身管理も必須。したがって、非常に手がかかり、入院期間も長くなる。抗凝固療法やECMOの出番となれば尚更だ。


その結果、重症患者がベッドを占め、ベッドは空かず、次を入院させることが困難となり重症者が増えても対応できない悪循環に繋がっている。ベッドを増やそうとしても重症者に対応できる医療スタッフは限られているため、ベッドは増えない。また仮に増やせても、今の感染爆発ではすぐに足りなくなるだろう。これは、保健所が主導いている今の新型コロナウイルス感染症対策が重症者対策に主眼が置かれているためだ。


少し考えてみると、このやり方はとてもおかしなやり方だ。


しかし、そのおかしさに気づかず、誰も変えようとはしない。 新型コロナウイルス感染症は、文字通りウイルス感染である。ウイルスが感染し、体内で増殖し、全身に炎症反応が波及して重症化し、死の危険がせまる。 ならば、ウイルスが感染し増殖するときに抗ウイルス薬を使って体内のウイルスをやっつければいい。全身に炎症が及ばないように、炎症を抑える薬を早期に投与すればいい。


ウイルスが増えきった後に抗ウイルス薬を使っても無効なのは自明だ。全身で炎症が燃え盛る状況に至っての対応は困難極まりない。早期発見早期治療、つまり重症化させない治療が最重要だ。 それにはどうすれば良いか?答えは簡単。保健所主導から医師主導に戻せばいい。戻す?普通の病気は医師主導だ。最初に診た医師が検査、診断、治療に責任を持つ、これは普通に行われていることだ。


早期発見早期治療のためには医師主導でなければならない。今のようにただ保健所が機械的に判断し、重症化したら入院というやり方を変えなければならない。重症者中心の対策ではなく、早期発見早期治療後の自宅療養ではない自宅治療にしなければならない。そうすれば、重症化する症例は格段に減る。 そのためには、病診連携に保健所を加えた病診保連携。更には市町村と一体となった連携が必須だ。


今新型コロナウイルス感染症は災害なみと言われている。災害時は保健所だけで対応できるわけではない。地域の医療機関や市町村、保健所の連携は必須だ。この新型コロナウイルス感染症への対応は医療が主体となる災害だ。早期発見早期治療が肝となる災害だ。であれば、医師主導でいかなければならない。


そして、保健所や市町村と情報共有し、役割分担をしっかりしなければ到底乗り切れるものではない。保健所は疫学調査や濃厚接触者対策などの本来の公衆衛生対策に集中するべきだ。 早期発見早期治療後に自宅治療となった患者へは頻回に医師が電話すれば良い、オンライン診療ができればもっと良いだろう(電話だけでも診療報酬請求可能)。


治療もせずに自宅に隔離された患者に防護服を着ていきなり往診に行けと言われれば、多くは躊躇するだろう。悪化しないよう治療した後の自宅治療の患者に電話でもOKとすれば、参画する診療所の敷居が下がるはずだ。そして、悪化兆候が見られれば、すぐに入院できる体制。入院と言うよりも、一晩様子を診るベッドの確保。そのような体制こそが今すぐに求められている。


注:今回は、変異株に置き換わった後の保健所の変更すべき対策や早期発見早期治療の具体的な内容に関しては割愛した。それぞれ大きなテーマであり、機会が許されれば改めて詳述したい。



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僕の主張と100%一緒じゃないか。

今頃、気が付いたのかい?遅すぎやしないか。

貴方も医者なら実名でしっかり発信しなきゃ。

まあ、その気はないけど言ってみただけかな?


保健所の所長さんは今でもこんな調子だ。(どこの誰かは全く知りません)

そりゃ、バイトの女性がいい加減でも、誰も注意しない末期状態なのだろう。


政治は、一刻も早く「保健所外し」をしないとね。

政令なので大臣と総理が「うん」と言ったらすぐできるのに、なぜやらない?


皆様、保健所に殺されないようにね。

自分の命は自分で守るしかないからね。


近くにやる気のあるお医者さんは必ずいます。頑張って探しまくるしかない。

僕は頼まれて医師向けのオンライン講演会を頻回にやり仲間を増やしている。




PS)

コロナチャンネル #473_


全国の人から「オンライン診療」をお願いされるけど、できません  →こちら



ちょと聞いて。


昨夜、深夜に、珍しくある大物歌手の歌をネットで聞いていたら

その瞬間に知らない人(本人?)から「激励メール」が入ってきた。

最初はなにかの悪戯か間違いだと思いきや、果たして本物、だった。

そんなことがあるなんて、信じらない。

僕はその雲の上の歌手とは全く面識がない。

シンクロニシテイとしても凄すぎないない?


そして、今日は、なんとある大物芸能人がクリニックに

僕を激励にいきなり来られたというからまたビックリ。

僕は、福祉から難病の初診の方の往診で四苦八苦していたので

その面識のない大物芸能人と残念ながら会うことは叶わなかったけど。


さらに、沢山の発熱外来を終えてやっと帰ろうかと思ったら、

ある芸能人からお礼のメールが届いて、これまたビックリした。

ある大物芸能人を在宅医療で診ていたが、亡くなられて一段落と。


3つの驚きに共通していることとは、あるお薬、である。

叩く人もいれば、励ましてくれる人もいて世間は面白い。


http://blog.drnagao.com/2021/08/post-7688.html