R7年4月4日(金) 晴れ

倉庫裏ではヤゴを飼育しています。

ギンヤンマのヤゴ25匹にプラスして、コヤマトンボのヤゴが10匹以上。

更にコオニヤンマが3匹。

かなりの数のヤゴがタライの中にて飼育されています。

餌はハヤの幼魚。

ヤゴは生餌以外は食べない為、一番手短に入手できる幼魚を大量に与える必要があります。

 

=理由=

①ヤゴの間に沢山の獲物を食べたヤゴからは、頑強な体のトンボが生まれ、餌不足のまま羽化したトンボは貧弱で、時には羽化の途中に力尽きて死んでしまう個体もあります。飼育の際は、餌不足にならない事が大切です。

②ヤゴは生きた獲物以外は食べません。その為、冷凍アカムシ等を与える場合は、ピンセットで目前にもっていき、ユラユラとさすって餌認識させる方法があります。この場合は、飼育箱のような小さな入れ物での飼育に限ります。

③ヤゴは下顎を伸ばして獲物を捕まえます。その為、大量の幼魚を与えなければ、ヤゴがキャッチできない状態となりかねません。

④餌不足になったヤゴは、共食いを始めます。ヤゴにとっては動くもの全てが餌として認識するようです。

 

ハヤの幼魚は毎朝、飼育ウナギの餌を捕りに行った際に入手できますので、今のところ不足する事はありません。

田植えが終わると、田んぼには大量の「ホウネンエビ」が発生します。

このエビをヤゴは好んで食べるので、それまではハヤ幼魚がメインとなります。

 

そんなヤゴのタライを眺めてみるのですが、登り木をはじめ、どこにもヤゴの姿が見えません。

多分、小石の裏側に隠れていると思われますが、ヤゴは尻から呼吸を行う為、普段は逆さになった状態でつかまり立ちをしています。まだ水温が低い為か、食欲が停滞しているのかもしれません。

 

倉庫の裏では80リットルのタライで、毎年ヤゴを飼育しています。

今年はギンヤンマのヤゴが大量に捕れたので、羽化が楽しみです。

 

ヤゴの姿が見えません。

まだ水温が低い為、ヤゴはこの小石の裏に潜んでいると思われます。

 

タライの中は、ハヤの幼魚でいっぱいです。

 

こんな感じです。