R6年6月7日(金) 晴れ

 

愛媛県伊予市中山町にある犬寄峠(標高330m)を通る高速道路では、一区間の拡張工事が進んでいます。

全国どこにでも見られる工事現場ではありますが、よく見ると、こんな凄い物を人間は作る事ができるのか・・と思ってしまうような絶景スポット。

明治元年が1868年ですから、2024年である今から数えて、たったの156年しかたっていません。

侍がチョンマゲを捨てて僅かの間に、人類は宇宙の誕生、生命の神秘まで解き明かし、AI(人工知能)ですから・・。

こんな重機を使った工事なんて、当然といえば当然。

この工事現場の横を通る度に、人間の凄さと恐ろしさを感じてしまいます。

 

標高330mの犬寄峠では、高速道路・拡張工事が進められています。

 

近くで見ると、こんな感じです。

 

明治元年から数えて、今年で156年・・。

人間って、一度きっかけをつかむと、あっという間に進化の糧にしていきます。

今を生きる者からすれば、当たり前の景色かもしれませんが、江戸時代の人からすれば、想像した事もない世界でしょうね。

 

この重機だって、誰がこんな凄いものを生み出したのか・・。

 

人の凄さと恐ろしさを感じてしまうのは、私だけでしょうか?

 

昭和40年に、この中山町で愛媛県最後の野生熊が目撃されています。

犬寄峠の名の由来は、江戸時代までこのあたりには野犬や狼が多くいて、旅人を襲った為と言われています。

でも今では、熊も狼も野犬もいません。

たった156年の間に、全て姿を消しました。

人間が便利になる事は、一方で自然が崩れていく・・そのことだけは忘れないでいたいと思います。