R6年5月11日(土) 晴れ
まだウナギの遡上待ちの間、今年も某河川組合・鑑札を購入したので、普段は行かない川の上流部を探索。
50歳半ばの私の足腰では厳しい程の岩崖が続きます。(それも夕方)
初めてのポイントですので、全て良く見えてか、中々ポイントが決まりませんが、流れが緩まる場所が見つかったので、ダメ元気分で狙ってみました。
今日はドバミミズをつけての「ぶっこみ」です。
地形的に仕掛けられる場所が限定されており、釣り以外の方法は難しいかと。
鑑札も「釣り限定」だし・・。
でも小田深山漁業組合の管轄なら、値段は4000円と高いですが、漁法の制限が緩むので、狙い方に幅ができます。
もっと情報を仕入れて、今年は活動範囲を広げていきたいと思っています。
愛媛県の日暮れは19:20くらいですので、この暗くなるタイミングが狙い目。
でも期待したポイントはスカ。
最後に選んだポイントは石岩の下にくぼみがあり、深場から浅場に続く地形です。
いるとしたら、この「くぼみ」だと思い攻めてみました。
すると・・何かが引っ張りますが重すぎてリールが巻けません。
薄暗いから魚がぼやけてみえますが、かなりデカい!
大ナマズかと思いながら、砂地の場所に引きずってキャッチ。
なんと!釣れたのは超特大のウナギでした。
手寸や入れ物の長さからして、推定90cm以上はあるかと思います。
私もウナギ漁を始めて約15年を経過しますが、間違いなく過去最高の大物です。
この一匹で、何人前の蒲焼ができるのでしょう??
今日はこの一匹で終了ですが、今年は「やる気」がわいてきました。
透通った水。
流れが速いので、苔も汚れも洗い流され、もの凄い透明感です。
それだけに深さがわかりません。
一見浅そうにみえて、めちゃ深かったり。足場もゴツゴツしているので、気を緩めたら大惨事につながります。
一歩一歩、足元を確かめながらの移動は、予想以上に過酷で危険。
自分で言うのもヘンですが、「余程、ウナギへの愛着」がない方は、危ないからやめた方がよいと思います。
流れが緩み、その下に「くぼち」があり、餌の小魚が集まる場所が狙い目。
そしてキャッチしたのは・・推定90cm以上の超特大ウナギでした。
約15cmのカワムツも捕れたので餌にいれましたが・・あの大きなカワムツが小型に見えます。
私も自宅で85cmの大ウナギ(普通のウナギが巨大化したもの)を単独飼育していますが、一目でこちらのウナギの方が大きいと断言できます。
目利き?の嫁さんと11歳娘にも見てもらいましたが、判定は・・こちらのウナギ。
3-0の判定勝ち。
デカすぎて、用意した直径5cmの塩ビ管では対応できません。
あとは倉庫の中に、以前「ナマズ用」に準備していた、直径10cmの塩ビ管があったはず。
探してみます。
恐ろしい顔をしています。
まさに「野生の顔」です・・。
よく「大きなウナギは美味しくない」という方がいますが、それは成長して銀化したウナギだからでしょう。
大きなウナギの美味しさは、腹を見ればわかります。
一般的なウナギは、体の色が背側は黒っぽかったり、灰色がかっているのに対し、腹側は白っぽいかと思います。
これは「ホウジロザメ(映画ジョーズのモデル)」と同じ理由らしく、一番カモフラージュができる色合いなんだとか・・。
このウナギは、野生の中で巨大化しただけの、普通のウナギと断定。
綺麗な水の渓谷で捕れた、超最高級の居着きウナギで間違いありません。
何でも「頭の中で決めつけず、まずはやってみよう」が大切かと思います。