R6年5月5日(日・祝) 晴れ
倉庫内ではミズカマキリを3匹飼育しています。
減り続ける水生昆虫において、何故か松山市近郊にはミズカマキリが多数生息。
その理由はわかりませんが、一般的な川で捕獲できる事からして、環境に適した能力があるのかもしれません。
飛行能力も高く、蓋をしないで飼育すると、すぐに飛んでいきます。
ところが・・今回は蓋無の飼育。
水を浅くし、シンプルな飼育スタイルが良かったみたいです。
どの個体も元気で、覗けばどれかの個体がハヤを捕まえては消化液を注入。
溶けた肉汁を吸っています。
ゲンゴロウのような「細かな動き」で楽しませてくれるわけではない為か、今一つ子供の人気者・・とは言い難いミズカマキリですが、眺めていると不思議な魅力を感じます。
バケツを覗くと、今日もミズカマキリが狩りをしていました。
とにかく食欲旺盛。すぐにハヤ幼魚が減っていきます。
ミズカマキリの自然界における役割は、増える小魚を減らしながらバランスを保つ事。
それはタガメやタイコウチにも言えます。
この二者は農薬や環境変化に対応しきれず、個体数を減らしましたが、ミズカマキリは沢山います。
ただあくまで愛媛県松山市近郊での話であり、全国的には数が減り、絶滅危惧種扱いをする県もあるようです。