R6年4月28日(日) 晴れ
長年にわたり「コオニヤンマのヤゴ」は何を食べて成長するのか・・?? 疑問だらけでした。
ギンヤンマのヤゴのように、水草につかまって獲物を待ち構えるタイプではなく、底にいるタイプだし、顎の形もハートのようになっており、抜け殻を観察しても、その形態がよくわからなかったからです。
今はネット時代ですので、色々と検索してみましたが・・今一つ正確な情報を得られず・・。
飼育されている方によれば、カワニナを食べるのではないか?となっていたので、沢山のカワニナを入れて飼育してはいますが、カワニナの数が減ったようにも思えず、謎多きヤゴでした。
ところが本日、コオニヤンマのヤゴが、ハヤの幼魚を捕まえている貴重な場面に出くわしました。
顎が伸びて??の捕食なのかはわかりませんが、しっかりと咥えています。
どちらかと言えば、顎と顎で挟み込んでいるって感じです。
観察中、要らぬことに別のコオニヤンマのヤゴが現れ、乗っかってきました。
その為、折角の観察が中断となってしまいましたが、食べ残されたハヤの幼魚は、半身を食いつくされています。
これにより、コオニヤンマのヤゴはハヤの幼魚を捕まえて食べている事がわかりました。
今後の飼育に役立てたいと思います。
愛媛県伊予市の山奥に流れる清流で、コオニヤンマのヤゴを捕りました。
ヤゴ飼育のタライに移そうとしたら・・一緒に入れていた小魚を捕食していました。
これまで、顎の形からして、どのような方法で獲物を狩っていたのか不思議でしたが、今回の捕食シーンにより、色々な事がわかりました。
がっちりと咥えています。
しかし、この捕食体勢から、どのようにして食べていくのか?まだ疑問が残ります。
しばらく観察します。
尻尾の方から食べていきます。
みるみるうちに、ハヤ幼魚の身体が食べられていきます。
そんな獲物(ハヤ幼魚)を横取りしようと、スジエビが集まります。
このエビも肉食系。
川の掃除屋さんです。
器用に食べていきます。
せっかく観察しているのに、別のコオニヤンマのヤゴがやってきて、何故か?乗っかりました。
邪魔ですが、刺激を与える事もできず・・。
角度をかえて・・撮影。
乗っかったまま、動かなくなりました。
食べていたヤゴも、うっとうしいと感じたのか暴れます。
驚いたのか、乗っかっていたヤゴが逃げ出します。
食べ残された、ハヤの幼魚です。
なんと、まだピクピクと動いています。
生きたまま食べられていく恐怖・・自然界では当たり前の事ではありますが・・。
でも無駄にはなりません。
残りはスジエビが奪い合い食べていきます。









