R6年2月26日(月) 曇

久しぶりに仕事で、松山市道後に行きました。

平日の昼間でもあり、人気はまばらです。

道後温泉駅の隣には、坊っちゃん列車が止まったまま。

実は赤字+運転手不足を理由に、現在運休が続いているのです。

R6年3月20日(祝)からは、以前のように土曜・日曜・祝日のみ運行再開となるそうですが、それまでは写真撮影するくらいしかできません。

昨年11月1日より運休となった坊っちゃん列車。発案者である中村愛媛県知事は、「温泉街であり観光地である坊ちゃん列車を運休させる事は、観光地としての魅力を損ねるもの」として、伊予鉄道および松山市に対し、再検討を求めたのに対し、松山市長の野志氏は「伊予鉄道から相談なく運休が決まった事は残念」とコメント。

愛媛県知事、松山市長、伊予鉄道の三者の意思がバラバラという泥沼化となりました。

まあ、個人的には再開となるそうなので一安心ですが、短い区間を、大人1300円、子供650円では、観光客くらいしか乗り手がなく、また運休になるのでは?といった市民の声もあるそうで、そのあたりは正直微妙に受け止めています。

5~6年前、私も娘を連れて乗った事がありますが、確か大人は800円、子供は400円でした。

それらを考えると、かなり値上がりしてはいます。

にもかかわらず赤字とは・・・。

電動式ながら、当時(明治時代)の乗り心地を再現する造りとなっており、ガタゴト・ガタゴトと揺れながら走るので、かなり楽しむ事ができました。

坊っちゃん列車が、汽笛を鳴らして市内を走る姿を見ると、いかにも観光地らしくて見とれてしまいます。

またも運休・・なんて事にならないよう、松山市・伊予鉄道さんには頑張ってもらいたいものです。

 

長く運休となっている坊っちゃん列車。

再開されるそうで一安心です。

 

夏目漱石の小説「坊ちゃん」では、「マッチ箱のような機関車」と表現されています。

当時、この列車は馬力がない為、登り道に入ると、二等客は降り、三等客は後ろから押した・・と聞いた事があります。

この話、本当でしょうか(笑)

 

何とも静かな道後温泉駅です。

平日という事もありますが・・。

 

人力車も止まったまま。平日は静かです。

 

道後温泉名物となった「からくり時計」と「道後温泉足湯」です。

30分おきに、時計の中から、小説・坊ちゃんに出てくるキャラ人形が出てきます。

 

松山市は「伊予15万石の城下町」とされますが、実際は24万石だったようです。

江戸時代は参勤交代があり、石高に応じて行列人数が割り振られた為、開墾して石高が増しても、知らぬ・存ぜぬの大名が多かったようです。

ちなみに・・「坊ちゃん」と「マドンナ」はカップルのように思われがちですが、実は全く関係のない二人です。

それどころかマドンナは、教頭の赤シャツの愛人として登場。(マドンナを手なずけて婚約者のうらなりから横取り)

松山市の軍人の娘であった「遠田ステ」がモデルの一人とされています。

 

松山市の名物の一つが「坊ちゃん団子」です。

こちらは巴堂さんの「ジャンボ団子」。

私も幼き頃から大好きで、父親が松山市に出張するのを楽しみにしたものです。

 

道後温泉本館の改修工事も終わりを迎えました。