R5年10月26日(木) 晴れ

10月24日(火)、愛媛県内のローカルTVでは、秋田県知事の信じがたい発言が繰り返し流れました。

その内容ですが、秋田の政済界のトップなどが集まった23日の会議での講演において、秋田・佐竹県知事が、10年ほど前に、愛媛県・松山市で開催された県知事会の会食においての出来事として、” 貧乏くさい食い物は出るわ、酒は不味いわ” といった内容を、まるで面白がるような流暢喋りでペラペラ。

その後、SNSで拡散し批判を浴びると、流石にまずいと思ったのか一転して言い訳を繰り返した後、謝罪したというものです。

 

=プライム オンライン 参照=

知事の説明などによりますと、秋田の政済界のトップなどが集まった23日の会議での講演で、「全国知事会であっちこっち行くが秋田ほど旨いものがあるところはない。四国なんかもう大変ですよ。酒もうまくない」等と発言。更に「メインディッシュがいいステーキだと思って開けたら『じゃこ天』です。貧乏くさいなど」と述べたという事です。

発言の真意について「会場を盛り上げようという思いもあったが悪い例えだった」と釈明。「四国には大企業がたくさんあり、アピールが積極的でうらやましく、県民に自信を持ってほしいという思いで発言した」と説明したそうです。

 

=東スポ 参照=

秋田県の佐竹敬久知事(75)の四国ディス発言が炎上している。佐竹氏は秋田市内の講演で10年前に愛媛県で行われた全国知事会の食事メニューに触れ、「メインディッシュはステーキかと思ったらじゃこ天だった。貧乏くさい」と発言。じゃこ天は愛媛県の名物だ。しかし実際は知事会で愛媛県のブランド牛のステーキが提供されていたことが分かった。

佐竹氏は講演でじゃこ天を「貧乏くさい」と言っただけでなく、高知県の魚「どろめ」についても「うまくないやつ」と酷評。一方で「秋田ほどうまいものがある所はない」と地元アゲをしていたという。

新事実も明らかになった。10年前に愛媛県松山市で行われた全国知事会の食事メニューには、じゃこ天の記載がなかったことはすでに報道されているが、それどころかブランド牛のステーキがあったというのだ。

愛媛県の知事会担当者は「メニューは愛媛県のものが中心でした。愛媛のブランド牛である伊予牛『絹の味』のステーキもあり、ランクは黒ラベルでした。ほかには甘とろ豚のしゃぶしゃぶ、鯛そうめん、たこ飯があります。じゃこ天は献立表にはありません」と話した。ブランド牛はどんなものなのか。全農愛媛県本部の公式サイトによると、伊予牛「絹の味」は「長い年月と伝統に培われた独自の飼育法と、愛媛の自然の恵みをいっぱいに受けて育った健康な丹精牛」で、「やわらかく、まろやかな舌ざわり。そして牛肉本来の、深く、繊細な旨味」があるとしている。黒ラベルはA4からA5とされる上位の格付けだ。

地元紙が発言を報じると全国で話題になり、SNSで批判の声が噴出。佐竹氏は25日になって「不穏当で不見識だった。四国の方に不快な思いをさせ、心からお詫び申し上げる」と謝罪した。

 

=テレ朝 NEWS 参照=

秋田・佐竹氏は23日、秋田市内の会合で四国の料理や酒について「メインディッシュがいいステーキだと思って開けたらじゃこ天です。貧乏くさい。四国なんかもう大変ですよ。酒もうまくないし」などと発言しました。

その後、SNSで拡散し多数の苦情が殺到。「四国の方々はもとより四国と関係のある方々、県民の皆さんに大変不快な思いをさせたということで、心からおわび申し上げたいと存じます」  佐竹知事は臨時会見を開き、発言を陳謝しました。辞任や給与の返上はしないとし、水害やクマの対策に力を入れたいと述べました。

 

=河北新報 参照=

秋田県の佐竹敬久知事は25日、県庁で臨時記者会見を開き、四国地方で食べた料理や飲んだ酒を「貧乏くさい」「うまくない」などと発言したことについて「大変不見識な発言だった。知事として情けない思いだ」と謝罪した。大雨災害やクマ被害などで県政は非常事態だとし、約1年半の残りの任期を全うする考えを示した。会見では、地方自治に長年携わってきた経験から「自信過剰と思い上がりがあった」と釈明。「『他県の名物でも口に合わないものはある』との言い方であれば問題なかった」と述べた。辞任や自身への減給などの処分はしない考え。

 

実に腹立たしいと言うか・・情けないと言うか・・。

「『他県の名物でも口に合わないものはある』との言い方であれば問題なかった」と述べたそうですが、これも十分な問題発言。その人たちが食べてきたソウルフードに対する気配りが全くありません。問題ない方法を論じたいのであれば、「余計な事を喋らない事」だと思いますけど。

しかし何が問題で・・といった認識がない人のようで、昨年夏には、地元秋田県特産の比内地鶏を「硬い」と批判するした失言をしてヒンシュクを買っています。

「不謹慎な発言がないように自分を律し、仕事の面で挽回できるように努める」と反省の弁を述べたそうですが、さてどうでしょうね。正直、秋田県に対するイメージ、がた落ちです。(個人的に)

 

ちなみに愛媛県のニュースでは、「佐竹敬久知事は ” メインディッシュがいいステーキだと思って開けたらじゃこ天です ” と語りましたが、当時の会食に、じゃこ天は出ていません」と報じています。

これって・・実におかしな話です。明らかに佐竹氏が、面白おかしく話す為に、捏造話をしていますよ。

 

これら失礼極まりない話に対し、愛媛県の対応は・・「愛媛県には美味しい食べ物がたくさんあります。是非食べにきてください」でした。県が発表するくらいですから、このコメントは中村愛媛県知事さんでしょう。

松山市内の会合挨拶でも「揚げたてのじゃこ天は格別」と話した上で、「もう一つ提案するのが、東北の秋田県のきりたんぽ鍋に入れると、もっと美味しいのかなという風に思います」と笑顔で対応したそうですし。

いちいちムキになって言い返すような子供の対応ではなく、さらりとユーモア交えて流しておしまい・・との大人の対応に、話題を取り上げていたワイドショーでも拍手喝采でした。

私は度量が狭いのか、「ここまで言われて引き下がれるか!」タイプ・・。

中村愛媛県知事さんは苦労人あがりですので、はっきり物を言う事もできれば、引く時はさっと引く度量がありますね。

愛媛県に住む者として、この度量の差には、胸を張りたいですね。

 

宇和島蒲鉾協同組合・横井俊哉事務局長・・。
「じゃこ天の知名度が少しでも上がれば、逆に皆さんに手に取っていただけることもあるかと思います。そういった面では逆にプラスに考えたい」

との事でした。これまた大人の対応ですね。

早速、釣りのつまみにと、私も一袋買ってきました。

冷凍のじゃこ天は、解凍後、軽く炙って、わさび醤油で食べると美味しいです。

でも一番は揚げたてのアツアツ。こればかりは、その場で食べるしか方法がありません。

私も昨年の秋、宇和島の知人が経営するお店を訪問し、アツアツを頂きましたが、もう別格の旨さでした。

是非、沢山の方が愛媛県に来て下さり、本物のじゃこ天(アツアツ)を召し上がってもらう事を願います。