R5年9月10日(日) 曇

日中は32℃に達した愛媛県松山市ですが、朝夕は涼しくなってきました。

考えてみれば、今年も残り3ケ月半。

あっという間の一年です。

11月には水も冷たくなり、外で飼育している生き物たちも、冬眠に入っていきますので、今日は来年用に飼育しているヤゴのタライを水換えしました。

メインはコオニヤンマですが、正直言って生態がよくわかっておらず、明らかに虫や小魚を食べるギンヤンマのヤゴのような飼育方法では不安が残ります。

ネットで調べた限りでは、「石の下にいる虫や小魚を食べる」となっているのですが、羽化した後の抜け殻を確認しても、下顎が伸びるようにも思えず、どちらかと言えば「舐めとる」ような形状をしています。

同じくコオニヤンマの飼育を研究されている方のブログには、「カワニナ(巻貝)を食べる」となっていましたが、これなら納得って感じ。真似て大量のカワニナを入れておきました。

動きの鈍いカワニナの出す粘膜は蛋白質ですので、これを舐めとれば、身体を作る栄養は十分かと思います。

ただ、「コオニヤンマのヤゴは、餌が不足すると共食いをする」とも書かれており、この点は未だに不明です。

(時々、襲われ食べられたコオニヤンマのヤゴの死体があるのは、共食いの結果なのかもしれません・・)

今日は川から孵化したてのハヤの幼魚(1~1.5cmくらい)を大量にすくってきました。

小魚を食べるのであれば、十分過ぎる程の数。

「小魚」+「カワニナ」・・これで様子を見ていきます。

 

タライの中には、13匹(うち9匹がコオニヤンマ)のヤゴが生き残っていました。

コオニヤンマのヤゴは、3年で羽化すると言われますので、来年の初夏には成虫(トンボ)となるはず。

 

夏場は一度も水換えをしませんでした。

ろ過装置がついていませんが、大量のホテイ草が汚れを分解してくれたので、水は透き通っていました。

でも砂中はヘドロ状態。

まずは水洗いでヘドロを取り除きました。

中央にエアーを入れます。

この水量に対して小型ですが、全体に酸素を・・というよりは、水を循環させる目的の方が強いです。

 

エアーの周りに小石を置きます。

ヤゴや小魚の棲みかとなります。

小石に当り、より広くエアーが広がる事も計算してみました。

 

ホテイ草を水洗いして根の汚れをとり、タライの半分に敷き詰めます。

ホテイ草は分裂しながら増えますので、11月頃、タライ内はホテイ草で埋まっているかと思います。

 

カワニナを入れます。

その後、ヤゴも入れました。

 

大量の小魚(ハヤの幼魚 1cm~くらい)も入れます。

 

川ですくってきた天然メダカも入れておきます。

その他、ドジョウ、カジカ、小さなドンコが入っています。

次回の水換えは10月末~11月初旬に行い、そのまま冬越えとなります。

コオニヤンマのヤゴの冬越えチャレンジは初めてだけに、上手くいくとよいのですが・・・。