R5年6月30日(金) 大雨

今年のヤゴ事情ですが、ギンヤンマのヤゴは一匹も捕る事が出来ず0匹。

コシボソヤンマのヤゴが5匹。

それに対し、コオニヤンマのヤゴは例年になく多く捕れました。

その他、オオヤマトンボ、コヤマトンボ、サナエ系といったヤゴは、例年とかわらず多数・・といったところ。

羽化には順番があり、5月初旬、先陣をきって羽化を開始するのはオオヤマトンボ。

その次がコオニヤンマやギンヤンマ。最後がコシボソヤンマのようです。

もちろん自然界だと順番の入れ替えはあるかと思いますが、観察する限りは概ね、このような順番で羽化していきます。

7月となり、今年とってきたヤゴのうち、今年羽化するだろう個体は、残り一匹となりました。

やはりコシボソヤンマのヤゴが残り、無事羽化してくれた場合、5匹目となります。

ヤゴは獰猛な肉食虫ですので、餌が不足すると、たちまち共食いを始めます。

それだけに、5匹捕ってきて5匹羽化に成功させる事は、豊富な餌を与え続けた結果であり、上手く飼育できている証拠とも言えます。

5匹目のヤゴ、体の大半を水中から出しています。

羽化の目安となる「翅部の膨らみ」もはっきりしていますので、今日は間違いなく羽化すると思われます。

明日はAMのみ休みですので、今日は夜間を通して観察してみたいと思います。

 

コシボソヤンマのヤゴ。

体の大部分、水面に出しています。

翅部の膨らみもはっきりしていますので、羽化は目前だと言えます。

 

今年、羽化していったコシボソヤンマのヤゴ抜け殻。

今日、羽化に成功したコシボソヤンマと一緒に撮影。

本当に腰が細いです。