R4年12月10日(土) 曇 時々 雨

 

実家の倉庫内から、プロレスラー・ジャイアント馬場の武者修行時代を描いた「ジャイアント台風」が見つかりました。

作者は高森朝雄(梶原一騎) 画は辻なおき(漫画タイガー・マスクを描く)のコンビ。

この話(馬場の修行時代)も、梶原一騎らしい誇張された実話(大半が作話)と、今一つしっくりこないプロレス画が、個人的には好きになれない作品でもあります。

どちらも復刻版となりますが、単行本に描かれているレスラーが、実に懐かしいですね(笑)

スタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディ、ミル・マスカラス・・・。もう一人は、顔だちからして、人間発電所「ブルーノ・サンマルチノ」じゃないかと推測します。

それにしても198cmのブロディが、やたら小さく描かれ、軽々と持ちあがっているような絵柄。

身体の大きい馬場のイメージを膨らませる効果有り?

超ヘビーのブロディでも軽々となると、当然軽量級のマスカラスは、楽々と投げられていますね(笑)

昭和が終わって約35年が経とうとしています。

先日、職場内で格闘技談話となった時、スタン・ハンセンのウエスタン・ラリアートの話をしたら、35歳未満の人は、「知らない」または「名前だけは知っている」でした。ブルーザー・ブロディについては大半が「知らない」です。

このビッグネームすら、この有様ですので、昭和40年代頃の名レスラーなど知るはずもなく・・。

私のようなコテコテの昭和プロレスファンが年老いて、いなくなってしまったら、昭和プロレス史はどうなってしまうのか?

若者が昭和プロレス史に熱狂できる漫画・・例えば「プロレス スーパースター列伝」のようなイメージが膨らむリアル性(内容はかなり作話でしたが)に富む漫画の出現を期待しています。

 

コミック・新版。

馬場の得意としたココナッツ・クラッシュ(ヤシの実割り)は豪快で好きでした。

 

デラックス版。ぶ厚い本3冊にまとめられています。