R4年11月27日(日) 晴れ

倉庫内で飼育中のウナギの餌を捕りに、愛媛県双海町を流れる上灘川まで行きました。

もうすぐ12月というだけあって、川の水の寒い事に驚きです。

魚の活性は低く、魚たちはブロックの隙間や流れの弱い水草の陰に隠れており、味噌・糠を使った「おびき寄せ漁」は不発。

その為、通常の「ガサガサ」で魚を網に誘導。

たいした数は捕れませんでしたが、とりあえずはウナギ2~3食分のハヤ・カジカをゲットしました。

そんな中、味噌・糠の臭いに誘い出されて集まってきたのが「ドンコ」です。

ドンコは日本固有の魚で淡水ハゼ科最大の大きさを誇り、大きい個体で20cm近くにまで成長。

大きな口で、魚・エビ・虫類を捕食します。

ただ、臆病な魚でもあり、ひたすらじっと底に隠れているだけ。

姿や模様を楽しむ魚であり、魚を眺めて楽しむ方には向いていますが、捕食シーンを楽しみたい方には向いてないように思います。

そんなドンコが、味噌・糠が好き?? というわけではないのですが、私の思うに、この臭いって、ミミズが発する臭いに近いのではないか?? と思うのです。

っと言いますのも、決して人前で餌を追いかけ捕食するわけではないドンコが、目の前に落ちてくるミミズにだけは過剰なまでに反応し、自ら近寄ってきて食べまくります。そのくらいドンコはミミズが大好物。

高水温には耐えきれない魚の為、それに伴う飼育キッドのない我が家では、夏場は涼しい上流部にリリース(例え固有種であっても、むやみにリリースは御法度。今回のリリース場所は、このドンコを捕った川です)するようにしています。

殺してしまったのでは、話になりませんので・・。

行けばドンコが捕れる為、しばらくヤゴの飼育場にて、ドンコの飼育を再開したいと思います。

個人的には大好きな魚ですので、時々覗きながら、釣具屋から購入できるシマミミズを餌に育ててみたいと思います。

 

今年、楽しませてもらった「ヤゴの池」ですが、今は来年の羽化を待つ数匹が残るだけ。

ここのタライをドンコ飼育場として使います。

 

今回はこの4匹だけですが、徐々に増やしていく予定です。

ちなみに・・このタライにはエアーもろ過もありません。

ホテイ草による酸素供給と汚れを吸い取りろ過する作用のみです。

意外に思う方もおられるかもしれませんが、ドンコはこれで十分に生きる事ができます。

 

しばらく餌は小ハヤです。様子を見ながらミミズを与えていきます。