R4年10月25日(火) 晴れ

朝の冷え込みが強まった愛媛県松山市ではありますが、毎朝、出勤前には倉庫内で飼育しているウナギの水換えを行います。

朝の気温は10.5℃ですので、当然水温も似たり寄ったり。

ウナギは15℃を下回ると動きが鈍化し、10℃以下だと冬眠モードに入って、殆ど餌を食べなくなります。

まだ日中気温は22℃まであがる事から、低活性ではあっても多少なりと餌を食べてはおり、食べたら糞がでますので、水質安定の為にも水換えは必須。まあ、11月中旬までは、毎日水換えが必要かと思っています。

そんな毎日ですので、ウナギも水換えに慣れており、逃げ出す個体はおりません。

捕ってきたばかりのウナギをタライに入れると、すぐに飛び出す事が嘘みたいに感じる程、水換え中は塩ビ管を出たり入ったりしながら、終了となるのを待っているみたいです(笑)

全ての作業が終了するのに、平均して30分前後・・。

水がきれいになったウナギは、塩ビ管から顔を出しながら、通りかかる獲物に襲い掛かります。

っと言いますのも、夜間の冷気で水温が低下したタライの中の水と比べ、水道水は若干暖かく、ウナギにとって活性を生む理由となっているように思われます。

その為、ウナギは朝~水温が上がる昼過ぎまでにハヤを食べ、水温が下がる夜間は大人しくなるように感じていますがどうでしょう??普段は夜行性なのですが、今の時期は昼行性ってあたり、面白いですけど(笑)

これらの事実を確認する為、タライの上蓋を少し上げて、中の様子を確認してみました。

やはり!思った通り、ウナギが塩ビ管から伸びだしては、ハヤをくわえては筒の中に引きずり込んでいました。

其の毎に、ハヤの銀鱗が、パッと舞い散ります。

今の時期は、夜間ではなく、水温があがる時間帯に活性があがる事がわかりました。

ウナギの観察を長年行っていますが、実に奥深くて面白いですね(笑)

 

朝の気温は10.5℃だった・・愛媛県松山市。

 

けっこう、ハヤを食い残しています。

夏場でしたら、与えた分は全て完食しますので、活性は低くなっています。

 

水換え後、蓋をそっと開けて、中の様子を確認しました。

塩ビ管から、沢山のウナギが顔を出しており、中には目前にも関わらずハヤをキャッチ。

若干ながら水温が上がった事が、活性を生んでいるように感じます。