R4年7月7日(木) 晴れ

愛媛県伊予市大平の川でガサガサをしたところ、今年、羽化をするであろうサイズのコオニヤンマ=ヤゴが捕れました。

早速、倉庫裏で飼育しているヤゴ用の大型タライに移します。

過去、コオニヤンマが無事に羽化したケースはありますが、どちらかと言えば他のヤゴやザリガニの餌になってしまうのか、入れたヤゴ数程には羽化が見られていません。

現在、ヤゴ用のタライに残っているヤゴは数匹。大半が羽化して飛んで行きました。

食べ残しの掃除役を期待して入れていたザリガニも、となりのザリガニ用タライに移動。

コオニヤンマのヤゴを狙うとすれば、5~6cmのドンコ一匹だけですので安心な環境にあります。

餌は大量に入れている1~2cmクラスのハヤ幼魚。

このまま成長して、8月頃にはコオニヤンマの姿を見せてほしいと願っています。

 

平べったい胴体、折り畳み式の長い後ろ足、上から見るとハート型の口元・・がコオニヤンマのヤゴの特徴です。

ギンヤンマのように葦や水草に逆さで止まり、強靭な顎で小魚や虫を捕まえるタイプのヤゴではなく、普段は川底に沈んで、微生物や虫を食べるタイプのヤゴです。

その為、ガサガサをした際、舞い上がった砂・泥に交じって浮き上がるところをキャッチします。

どちらかと言えば、狙って捕るヤゴではなく、偶然とれるヤゴってイメージをもっています。

 

この手のヤゴも同じような習性をもっていると考えています。

抜け殻を観察しましたが、顎というよりは、横向きの嘴のようなイメージを受けました。

こちらもヤゴ用のタライに入れておきます。