R4年7月2日(土) 晴れ

AM5:00、飼育ウナギの餌を捕りに、愛媛県双海町を流れる「上灘川」まで行きました。

本当か嘘かは定かでないのですが、この川は漁業組合が管理していない為、誰でも自由に川漁をしても良いそうで、地元民を中心に、こぞってウナギやカニを捕りに行くそうです。

大洲市でウナギを売り物にしているという店主の話では、多い年には300匹は捕ったと言いますが、河口の広さから考えると、かなり眉唾(大袈裟)気味な話だと思っています(笑)

ただ、今年になってガサガサ中に話かけてきた老人が言うには「昨年はだいぶ事、ウナギが捕れて、ええ思いした」との事でしたので、私が知らないだけで、実際は沢山捕れているのかもしれません。

今日の朝も、上灘中学校の横にある橋の下を、ウナギ捕りしている老人がいました。

「今年は雨が降らんけん、数が少ないわい」と小声でブツブツ言いながら川から出てきて、橋の反対側に移動し、また仕掛けを確認しています。釣具屋で売っている黒のプラスチック地獄を使用していましたが、入っているかを確認後、また同じ場所にセットしている事から、仕掛け餌は魚の切り身や内臓かもしれません。

っと言いますのも、私もこの黒プラの地獄仕掛けを10本もっていますが、ドジョウ、エビ、ミミズをそのまま筒の中に入れると、水抜き穴から逃げ出してしまいます。

とはいえ、何かに包み込み中にセットするならば、空気呼吸のドジョウだと半日でアウト。朝確認して、また沈める事はできません。それらの事から、生餌が餌でないであろう事がわかります。

私も時々魚の切り身を使用しますが、捕れた実績のある切り身は「ホータレイワシ」「刺しエビ(餌)」「アユ」「カワムツ」の4種です。但し秋も深まった頃の話であり、渇水して水温が高い状態で、これらの切り身を浸けこむ場合、本当にウナギが捕れるのか・・疑問ではあります。

まあ、どのような仕掛けで、どのような餌を使おうが人の勝手。

浅い川の上、川に降りる階段や梯子が沢山ありますし、場所も上灘にある「夕日ミュージアム海水浴場」の横ですので、迷うことなく川に到達できます。

後は河口付近で穴釣りされる方、ミミズをつかって釣りをされる方、浅瀬にはいって地獄仕掛けを置く型、色々な方をみてきました。地獄仕掛けを置きたい方は、河口から上流に上る時にある2~3の小さな堰の下や周辺、上灘中学校の横に橋が掛かっており、その橋の下から上流部周辺に沈めておけば、土用の丑の日には、天然ウナギを食べる事ができると思います(笑)

 

愛媛県双海町上灘中学校の横に流れる上灘川。

誰でも自由にウナギやモクズガニを捕ってよいそうです。

沢山の方が仕掛けを入れています。早い者勝ちとの事です(地元民の話)

 

この川は階段で川まで降りる事ができますので安全です。

渇水時は浅瀬が続きますので、大人でしたらまず溺れる事はありません。

走り去る軽トラック。先ほどまで川に入り、ウナギを捕っていました。

話し方、顔つき、仕草から想像するに、少しながら捕れたみたいです。

(私が「ウナギですか?」と話しかけても、聞こえぬふりをしながら、何かを腰のビク(入れ物)に落とし込んでいました。)

 

上灘中学校の横の橋から見ています。こちらは河口側。

草木が茂っているように見えますが、特に邪魔にはなりません。

何ケ所も川に直接降りる階段があります。

堰のしたの側面では、よくウナギが捕れます。

 

上灘中学校の横にある橋上から、上流側を覗いています。

魚道の横をはじめ、整備されたコンクリート階段が幾つもあるので安心・安全です。

画像、一番前の茂みの横や、奥手に見える右側の茂みは狙い処です。

 

そう思って見ていたら、さっきの軽トラックがやってきました。

今から昨夜の釣果を確認。再セットするのでしょう。

上灘中学校横についてある道です。左側に上流まで続く本道があり、この軽トラ側は「この先、通行止め」との看板があります。

 

私もウナギハンターですので一言。

小さなウナギまで闇雲に捕るのはやめましょう。

あとウナギ地獄を使用する場合、最後まで責任をもって回収して下さい。

これはカニ網も同じです。

仕掛けに入ったウナギは、竹で作った地獄なら、何かの拍子で逃げだせる可能性が残りますが、プラ仕掛けの場合は、そのまま出られずに死んでいきます。

この川でガサガサをしていると、ボロボロになったまま放置の仕掛けや、台風や増水時に流された仕掛け、又はロープが、そのまま・・です(怒)

これは「天気予報を見ず、大雨等による川の状態を予想しないまま仕掛ける」「太いロープをガードレールに巻き付けたから、大雨が降っても大丈夫と放置」といった、考えの甘さが原因です。(無責任、自分勝手)

流され・・朽ち果てたウナギ&カニの仕掛けを見る度に、心が痛くなります。

ここの川は、下流では「紙おむつ」を投げ込んだり、生ゴミや自転車・電子レンジ・傘・・を投げ込む人がおり、ガードレールには区長が貼り紙で「やめろ」と書いていますが、一向にやめません。

昔からの名残り・・ならいい加減、誰かが犯人を見つけ、厳重に注意すべきです。