R3年11月3日(水・祝) 晴れ
倉庫内で飼育している、23匹ウナギの主な餌はハヤ。
大抵の全国河川に分布する ”オイカワ” ”カワムツ” ”ウグイ” その他の長細系の魚を総まとめにした呼び方です。
このハヤを同じ倉庫内のタライで大量ストックしていますが、今日の分をもってなくなってしまいました。
仕方なくAMに、近くの小川に行き、いつものハヤ捕りを行ったのですが、底の小石を蹴り上げていると久しぶりに、コオニヤンマのヤゴが捕れました。
コオニヤンマのヤゴは、口元がハートのような形をしているので一目瞭然です。
こんな時期にヤゴ??って思いながら、帰宅後に調べてみると、コオニヤンマのヤゴは、産卵から孵化後、2~4年1世代のため、通年見つかるそうです。
主に、川底に堆積した枯葉に紛れ込んだ状態で生活しており擬態が上手く、体をゆっくりと上下動させながら歩いて移動します。
実はこれまでも沢山のコオニヤンマのヤゴを捕まえてきましたが、この場所での捕獲は初めて。
どちらかと言えば流れのあるゴロタ場でしたが、周囲には堆積した枯葉や枯れ枝がけっこうあり、コオニヤンマのヤゴの棲みかに合う条件に適している事に気が付きました。
一昨年は倉庫横に置いたヤゴ専用のタライから、数匹のコオニヤンマが巣立っていきましたので、現存するヤゴ専用タライに入れて飼育したいと思いますが、一つ違うのは、捕まえた時期です。
これまでのヤゴは3月以降の春先でしたが、今回のヤゴは晩秋に入る頃です。
初めての年越しヤゴという事になります。
近くタライを洗う予定でしたが、堆積した枯葉や枯れ枝の代わりに、ホテイ草も健在ですので、このまま放置して冬越えさせたいと思っています。
来年の夏、このヤゴが羽化して飛び立つ事を願っています。
コオニヤンマのヤゴは、口元が独特です。
普通ヤゴは、下顎を伸ばして獲物をとりますが、この口は微生物を餌にする形状です。
もう少し、このヤゴについては調べてみます。
