R3年7月4日(日) 晴れ

6月27日、西予市宇和町の水路で捕まえた 「シマゲンゴロウ」 です。

もう一回り小さなシマゲンゴロウとして、コシマゲンゴロウがおり、子供の頃(昭和50年初期~中期)、プールの側面には必ずという程、沢山へばりついていたものですが、どちらのシマゲンゴロウも急速に姿が見えなくなりました。

愛媛県に限って言えば、中予(松山市周辺)から東予(松山より北、瀬戸内海側)では、絶滅危惧種なんだとか。

原因は水路舗装、水質悪化、農薬、環境不全の他、街灯に集まったまま落下し、水辺に戻れないまま死に至る個体も多いそうですが、やはり環境破壊と適応できなかった事が一番の理由だと考えます。

 

少年期に憧れたホンゲンゴロウではありますが、シマゲンゴロウの模様の美しさが大好きでした。

生き物の模様には、カモフラージュがあるとされています。

しかし・・ シマゲンゴロウの場合、上からでもよく目立ちますし、カモフラージュに適した場所も限られます。

あの芸術的なシマ模様が生み出すメリットと言えば、雄が雌を引き付ける為・・ 上手くペアが見つかる為・・ くらい。

生き物たちは、あの手この手を使ってでも、一生懸命に生き、子孫を残します。

今は激減したから貴重がられるシマゲンゴロウだけに、ひと昔までは身近な存在。

意外にもシマ模様の意味は、「雄が雌に対するアピール」 程度なの調べてみます。