R3年1月1日(金) 晴れ
「明けましておめでとうございます。」
愛媛県松山市の元旦は、寒さも弱まり無風。天候もそれなりに回復してきました。
大晦日はこれまでの疲れもあって、年越し前にダウン。 久しぶりに紅白歌合戦を観ない年になりました。
AM10:00、倉庫に行くと飼育魚が一斉にお出迎え。 理由は簡単。 餌が欲しいから。
こ奴らには大晦日も正月もありません。 年から年中、頭の中(っというよりは本能)は餌を食う事がグルグル。
まあ、それがペットというものですからね(笑) 人間のような欲張りで嘘つきで自己中心的で・・ って世界と無縁の世界。
しかし厳しい世界ですよ。 強い者が餌を独占し、弱い者は痩せて死んでいく・・ まるで北斗の拳の世界です(苦笑)
肉食系をごちゃ混ぜ飼育している60cm水槽の餌やりは、コガタノゲンゴロウから。側面に飼育ケースをつけて飼われています。
好物は魚の死体や刺身ですが、水質を汚すため、今は赤虫を与えています。
いつもはミニ土管に隠れていますが、餌が落ちてきた途端に大騒ぎ。あとは餌のかけらもなくなるまで夢中で食べます。
この貪欲な食欲こそが、ゲンゴロウがこの世に生まれてきた使命。 ゲンゴロウは自然界において、死肉を食べて水を浄化させる役割をもって存在してきました。 たとえこのような狭い世界で生きようと、本能的に自分の使命を果たそうとするゲンゴロウ・・・。
見ていると元気をもらいます。
ゲンゴロウも飼育3年目。寿命からして今年が最後です。(ゲンゴロウは2~3年寿命)
いなくなる事は辛いですが、ここまで長生きしてくれました。
愛媛県ではコガタノゲンゴロウは絶滅危惧種指定に値する分類で、自然モノは採取不可。
その為、他県モノや購入モノ(繁殖)をリリースする事は禁じられています。DNAの混乱を危惧する理由からです。
このゲンゴロウたちは、我が家に飼育されての命。 最後まで面倒みたいと思います。