本日40から48
までアップします。




─あなたサイド─



自分で脱ぐ

って言ったのに‥‥



ダメって言う。









ベットにゆっくり膝をついても

あなたはただ
膝を立てて黙って見てるだけ



恥ずかしくて
目の前までくると


やっと広げてくれたその腕は
私の背筋に触れて


ゆっくり熱を移す。







あなたの手



吐息にまでも



ひどく反応してしまう私は


自分でも驚くほどに


大胆に



彼の触れるまま



動くまま。






あんまり見つめないで


少し伸びた前髪を
かきあげるその仕草も


私の反応を
楽しむような口元も


全てを見透かす瞳も



愛しすぎて

どうにかなっちゃいそうだから。








あなたの

ひどく優しい触れ方で伝わる

゛好き゛が


どうしようもなく幸せで





何も考えられなくなる。





好きだよ


綺麗だよ







そう言われても

頷くのが精一杯で。









父親の顔もしらなくて
母親の愛に飢えた私の



埋まる事などないと
いつかのあの日
固く固く
閉ざした心の奥。




誰も気づかなかったそのドアに

手をかけたのは



あなたが初めてだった。