本日31
から33までアップします。

 「あっ‥‥」

「おっ!」


ちょうど休憩室の前で
ジュースを買ってる登坂さんを見つけた



「あの‥‥ちょっと話が‥‥」





「‥‥聞いた?(笑)」




「‥え?‥‥あ‥さっきミーティングで‥」




「そ?‥じゃあそう言うことだからさっ‥


「‥‥?」


ぐっと近づいたかと思ったら

耳元まできて小さな声で囁く





「準備してきて‥お泊まりセット♡」


「‥‥へっ?!」

「あっ‥‥俺仕事残ってるから
ソレ終わり次第 向かうから。」

「‥‥そっか‥」


「‥‥‥‥待てる?」

「‥‥//」

片方の眉をくいって上げる



数日前とは違う

極甘な視線に

跳ね上がる心拍数。




「んじゃ‥‥後で‥」





甘いコーヒーをフラフラ揺らしながら
忙しそうに戻ってく登坂さん‥‥




「‥ちょ‥あのっ‥‥
‥‥っ」




‥‥

あの話は

また‥‥今度かな。。




「あー!忘れよっ‥‥うん!忘れよっ!






「うるせっ!」

「わぁっ!!びっくりしたー!」



ここにも一人忙しそうな人。


「たかのりか‥‥」


「悪かったね、俺で」

「‥‥」

「大丈夫?」


「‥‥なにが?」


「‥‥顔色‥‥悪いよ。

「えっ?‥‥


「なんかヒゲ生えてる

「‥はぁ?‥生えてない!」



「‥‥(笑)(笑)」

「もー!サイテー‥‥💢」

「つーかさ!‥‥」

「‥‥なに」


「‥‥いや、マジで心配してんだけど‥‥。
今日行くんだろ?マネージャーの代わりに。。」

「‥‥‥‥うん。」


「で‥‥昨日‥‥」



「‥‥昨日?」


「‥‥いや、、なんでもない。

臣さんと‥うまくいったんだろ?」


「‥‥えっっ!!」


「だから、いちいち声でかいって!」


「あ‥‥ごめんごめん(笑)」



「臣さんなら‥‥お前の事守ってくれるって


「‥‥ぇ」


「だから、
あの人、いろいろすげぇから‥‥

頼りにしろって言ってんの。
昨日‥‥あんな言い方して‥
悪かった。」




「‥‥たかのり‥‥
なにその何でもわかってますみたいな
いい方!(笑)」



「‥‥は??ばーか。

お前の顔みりゃある程度の事は
わかるんだよっ」



「えー‥‥どんな顔してた?

「‥‥ん?
だから疲れて寝不足でヒゲが‥」


「だから生えてないってば!」


「ぷっ(笑)‥‥不安そうな顔」


「?」

「昔から変わんねぇな‥‥。

あ、俺‥‥もぅ行くわ‥‥じゃっ






ホントは嬉しかった。

泣きそうだった。








たかのりには


私の不安が見えてたんだね。


思い出した‥‥

昔から

たかのりは変わってない。


私も‥‥
あの頃と変わってないの?


ねぇ、

教えて‥‥





どれが本当の私なのか。






─────








会社で昼食を済ませた後


先に現地入りする事になった私は


一旦自宅に戻り
簡単なお泊まりセット‥‥///




いや、、
宿泊セットを用意。


その後
また会社に戻って


登坂さんの衣装と
小物達
本人こだわりのよくわからない日用品達

スーツケースに入れる。

‥‥すごい量の荷物‥‥。



登坂さんはほぼ手ぶらで来るって事?


ちょ‥‥ずるくない??





明日になればメイクさんも来てくれるし。


私はスタイリストと‥‥

登坂さんの監視(笑)
が仕事!





余計な事は考えず‥‥

仕事に集中しなきゃ。。



大事な仕事なんだから。


雑誌の取材に
カメラも数百‥‥


海外のメディアからも注目されてる


なんだかすごい事になりそう。。


想像するだけで鳥肌が立つ




やっぱり、

この仕事‥‥好きだな‥‥。




‥‥





ふっと頭をよぎるざわつき




大丈夫




きっと大丈夫。








お願い


もう少しだけ


私をこの世界に居させて‥‥

彼の傍に。







思えばこの時

こんな願いが叶うわけなんかないって


思ってたのは



他でもない


私だった。