27からアップします。

─朝─





いつも朝の目覚ましの音で
けだるい体を
無理やり起こしてたのに



いったいいつぶりだろう‥‥


自然と目覚める体の
この感覚



なにか
満たされたものを
感じずにはいられない‥‥






隣で寝息を立てる
可愛い膨らみに
そっと触れてみると


ゆっくり目を開けるお前がいて


言葉はなくても
これが至福だと

確認しあったりする。


甘い甘い時間。





「‥‥ぉはよ‥」




「‥ん‥ぉはよ‥臣くん‥」

えっ!!


何(笑)


「臣くん?(笑)」


「あ‥‥間違った‥‥(笑)いや、間違ってないけど‥‥」


寝ぼけてたのかなんなのか

お前の口から出た
゛臣くん゛
の‥‥


破壊力がすごい(笑)





「もー‥‥

臣くんでも何でもいぃ//」






「‥‥//」


もう少し温もりを感じたくて
布団にもぐりこんで 
ぎゅっと抱きしめる



「はぁ‥‥」

 「気持ち‥ぃぃね‥//」


「うん‥‥」

「また眠くなっちゃう‥‥」

「俺はしたくなっちゃう‥‥」

「‥‥えっ?」

「昨日の続き‥‥」

「はっ?」

「おあずけくらったまんまだったし?」

ダボダボのスウェットを
まくり上げようと
背中に手を回す

「い‥今から?!」

「うん、今から(笑)」

「やだ!
「なんで!


「し‥‥仕事遅れるしっ‥」

「いいじゃんちょっとぐらい!」

目が覚めたのか
急に慌ててまくり上げた上着を
戻す



「(笑)」

「もぅっ!
あっ!もう時間ない!」



やばっ‥‥ほんとだ(笑)


俺もそろそろ準備しねぇと‥‥




バタバタ準備して
玄関で慌ててヒールを履くお前


「んじゃ‥‥また後で(笑)」

立ち上がった瞬間
首に手をかけてキスをした


「‥‥あ‥後で‥ね///」


何?急に恥ずかしくなった(笑)?


髪をかけた耳が真っ赤になってる(笑)






「いってらっしゃい」




先に部屋を出るのは
着替えの為


さすがにスタイリストが
昨日と同じ服なんて
あり得ないらしい(笑)



さて、
俺も仕事モードに切り替えるか‥‥




今日は打ち合わせと取材‥‥か。


明日のブランドコレクションの観覧の

衣裳の最終打ち合わせもあんじゃん‥‥




家でも仕事でも会えるって‥‥


‥‥‥‥あー‥‥最高(笑)







ま、浮かれてばっかもいられないけどな。


思い返せばここ最近起きてた
不自然な事‥‥
たくさんあんだよな‥‥

なんか関係あんのかな‥



‥‥‥‥‥‥


マネージャーのお迎えがきて
車に乗る


マネージャー「おはよう、臣。」

「おはよーございまーす」


マネージャー「ご機嫌ね(笑)」

「まぁ‥‥そぉっすね(笑)」

マネージャー「急なんだけど、
明日のコレクションの付き添い
行けなくなったから、、
誰かスタイリストの人に頼もうかと思ってるけど‥‥いい?」



‥‥まじっすか!!!

全然いい!

そっちがいい!


‥‥


「誰かって?
スタイリストの誰かって事っすか??」


マネージャー「何?‥‥私がいけないの‥‥
嬉しそうね(笑)」




「いやいやいや‥‥
残念っす!」

スタイリストの誰かって誰だよ!

マネージャー「あの子に
頼んでみようかしら‥‥」


「‥‥」


どきどき‥‥

マネージャー「ほら‥岩田君の‥‥
元カノみたいな‥‥」


「はぁ?!」


マネージャー「あら‥‥ダメだった?」

「いや‥いい!
いいけど!‥
がんちゃんの同級生ね!」


元カノみたいなって‥‥

それすっげー嫌なんだけど。

俺のだし!!

‥‥


なんて

お前の許可なく
言えないけどさ‥‥


マネ「あら、今日誕生日ね。
おめでとう、臣。」


「え‥あぁ(笑)
あざっす!」

マネ「‥あざっす?
‥そういうの‥‥
やめた方がいいわ。いい年なんだから。


「わかってますって!」

母親みたいな事言うマネージャー(笑)


そんな事より‥‥

早くあいつの予定に
明日のコレクションを入れて欲しい!

何が楽しみって‥‥



あそこのホテルに泊まれんだよな。


夜のプールとか
夜景とか‥‥


すげぇって直人さんが言ってた所。



あー

車の中だけど走りたい(笑)