直人『‥‥なに?

何かあった?』



『‥‥いゃ‥‥』




隆二にスルーされた直人さんは
俺に事情を聞こうとする



直人『いゃ?じゃないよね?


『‥‥あ-、、』


直人『俺に言えない?』



『‥‥すいません。
先にあいつに説明してきます。』



直人『‥‥』

『その後‥‥話聞いてもらえます?』


直人『‥‥オッケー。』



とは言っても
ゆっくり話す時間なんてなくて

結局楽屋で少しだけ話をする事にした。



気を利かせた直人さんが
俺と隆二を残して他のメンバーを
連れ出してくれた。

直人『臣?10分だけね?』


『‥‥ありがとうございます‥‥』





バタンッ

ドアが閉まる。

『‥‥隆二‥‥』


隆二『‥‥知ってたの?』


『‥‥いや‥大阪入りする前日‥‥』



隆二『は?この前じゃん‥‥』

『たまたま、あいつんち行ったら‥‥
ケガして帰ってきた‥‥』


隆二『ケガ?‥‥それで?』


『部屋にお前の‥‥
ライダースがあって‥‥それで気づいた‥‥』



隆二『‥‥』


『同じ女だって‥‥』


隆二『‥‥それで‥臣は‥どうしたいの?』


『‥お前は?』


隆二『‥俺は‥‥少し前から
‥避けられてるっていうか‥』




『‥‥少し前?それいつ?』


隆二『‥‥大阪行く前‥‥』


『‥‥それってさ?
あいつのケガ関係してんじゃねぇの?』


隆二『‥‥ケガ‥‥あぁ‥‥』


さっきから
1度も合わない視線。



隆二の動揺が
俺にも伝わる



『何?ケガとかどぅでもいい感じ?』


隆二『は?んな事一言も言ってねぇだろ。』


『‥‥』


隆二『ケガしてて‥‥臣が介抱したの?

『‥‥ボーイみたいな奴が連れて来たから
俺は部屋に連れてっただけだけど‥‥』



隆二『何?‥‥抱いたの?』

『‥‥あ?』

隆二『‥違う?』



『俺とあいつは‥そんなんじゃねぇし。』



隆二『‥‥ふぅーん。
臣でも‥‥そういうのあるんだ‥‥』



 『じゃあ‥抱いてたら何なわけ?』


隆二『別に‥‥そんなムキになんないでよ。



『‥‥』

隆二『‥あー、そっか‥‥
臣だったのか‥‥』

『‥‥なにが?』


隆二『ん?‥‥いゃ‥‥』





『なんだよ‥‥』

隆二『臣は?‥‥許せるの?』

『は?』

隆二『だって二ま‥‥た』


思わず隆二の首元を掴む


『いい加減にしろ‥‥あいつは知らなかった。
なにも‥‥』




隆二『‥‥臣』


『今度んな事言ったら‥‥



隆二『‥‥なんだよ』





小さなため息を漏らすと

壁に押し付けた俺の腕を

隆二は静かに掴んだ