本日
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アップしてます。



この後仕事だと言う登坂さん



支度するから待ってろと

私は部屋のソファーで小さく縮こまっている。




『はぁ‥』

『‥‥。』




『あ~‥‥


『‥‥』




『えっ?‥‥って事は‥‥あー!』








『あのさぁ‥』


『は‥‥はい!』


『うっさい。』


『‥‥だって‥‥』



『ほら、行くぞ。』


『‥‥』


なんか泣きそう。


頭の中がぐちゃぐちゃ。


マスクに帽子
Tシャツにジーンズ



以外にラフな格好の登坂さん。


無言のエレベーター


地下の駐車場で
黒い大きな車に乗り込むと

中からドアを開ける


『家どこ?』



『‥‥へ?』


『送ってやるよ。』



駐車場に来る時に外の景色を見て気づいた



私の通勤コースだ。


『す‥すぐ近くなんで‥‥』




乗る乗らないの言い合い‥。


『いいから乗れって。』


『いや‥大丈夫ですから!』


『面倒くせぇチビだな。』


『チビ‥‥?!はぁ?!』


『‥‥いいの?コレ。』



ハンドルに手をかけた登坂さんが
ポケットから出したもの。



『‥‥それ』



『大事そうにしてたけど?


『‥ちょ‥返して!!』


思わず乗り込んだ

『ぷっ‥‥』


『や‥‥きゃ‥‥//』




乗り込んだはいいけど

なぜか手首は掴まれて

腰を寄せられ‥‥



助手席に押し付けられる‥‥





バタンッ





『そんなに大事?』


『‥‥返して』



去年の誕生日‥‥

彼から貰ったピアス。


『あいつに貰ったの?』


『‥‥あなたには関係ない。』


『あんたには似合わない。』


‥‥‥子供っぽい私には
似合わないって?



ゴールドのピアス。


大事だった‥‥

昨日までは‥‥



『‥‥別に‥‥もう、いらないから‥‥
‥‥離れて‥‥』



『そ?‥‥じゃ捨ててい?
昨日大事そうに外してたけど。』



やめてよ。



すきにすれば良い

私にはもう必要ない。
ピアスもあの彼も。



だいたい
年下の男におもちゃされるほど
私はヒマじゃないんだから。




フクフクと怒る私の横で

『捕獲完了~』

なんて満足げに笑う登坂さん‥‥


『出たら右に曲がって。』



『は?



‥‥



ブォーン



‥‥



『右だってば!』



『誰が言う事聞くっつった?』



『‥‥ムッ』


『仕事夕方からだからちょっと付き合ってよ』



『なんで私が!』


『いいじゃん‥‥出かけるのマジ久しぶりなんだもん。』




『はぁ‥‥夕方には送ってね。
仕事だから‥‥。』


『バイトしてんの?』


『え‥‥あぁ‥‥
知り合いの居酒屋?



『‥‥ふぅーん。ここ。着いたよ。』




登坂さんが行きたかった所って‥‥



『‥‥ん?靴屋さん?』


『そ。』



私に先に行くように言う


『こんにちわ~!』


慣れた感じで奥の締め切った部屋に通される


店長『お~久しぶり!
こっちに用意してるよ!』




『おい!こっち!』


『え?私?

腕を引かれて連行される。

『それ脱げ。』


私の15センチヒール

大袈裟かもしれないけど
このヒールがなければ
私は私じゃいられない。


そのくらい大事

『‥‥なに?』


『ん~。コレか‥‥コレ。』



『‥‥と‥登坂さん?』

着せ替え人形のように
履いては脱ぎ
履いては脱ぎ


『ん‥コレに決まりな。』


‥‥え?

『素敵‥‥だけど‥‥』


『だけど?』


高級感のある店内

モジモジする私に

登坂さんは背を屈めて

なに?ってする。




‥‥どうしょう‥‥。



『そんなお金持ってきてないの!』

彼の頰に手を添えて耳打ち。


『は?』


だいたいあなたが連れて来た店
あなたが来たかった店でしょ。。



なんで私の靴選んでるの?




しかも靴‥買ったばっかりだし。



『いいから。コレが気に入った?』

『‥‥え?‥‥うん。』



『店長?履いて帰るわ。



店長『オッケー。これどうする?
履いて来た靴。』



『‥あ』

『捨てといて。』



えええぇぇ!!!