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アップしてます。








━━あなたサイド━━




あなたの胸に顔を埋めて眠る夜


あなたの鼓動を数える夜





悲しい夜も
甘い夜も



これからずっと

あなたと感じていけたなら



それだけで
私は何もいらない



ママ?

きっとママが
広臣と会わせてくれたんだよね。



ありがとう‥‥




私はちゃんと
愛されてます‥。







━━広臣サイド━━


ふたりで目覚める朝

あの頃よりずいぶん大人になった俺達



俺の胸で眠る君の寝顔



初めての感覚‥‥



溢れる愛しさって
コレのことか。




広臣『なっげぇ‥‥睫毛‥‥』



指先で触れると
ゴソゴソ動き出す



広臣『‥起こした?』





『‥やだ。まだぎゅってして寝る‥‥』


‥‥


朝から悶絶しそうな可愛さ‥

すぐツンツンするけど

甘いときは
すこぶる甘い。









ぷっくりした厚めの唇に
丸っこい鼻
気の強そうな目尻


出会った頃とそんなに変わってない



思い返せば

俺が本気で怒るのも
本気で笑うのも
素でいられるのも

全部君の前だけだった






決まってたんだろうな‥‥




最初っから


俺にとっての彼女は


君ひとりって。











━━あなたサイド━━




『いってらっしゃい!』



広臣『あー‥‥今日遅くなるから、晩飯いらねぇ。‥‥つーか‥‥行ってらっしゃいませだろ?』




『わかっ‥‥かしこまりました。‥‥チッ。』




マンションのドアの下

広臣を見送る




広臣『てめ‥‥舌打ちしやがったな。。』




『‥‥‥』






私は家政婦





こうなるまでの話は



これでおしまい。







広臣『今晩覚えてろよ。』



『えっ?!//』




広臣『明日休みだから寝かせぇぞ。』



柱の影で

いってらっしゃいのキス










私のご主人様は

君ひとり。








終わり。