"美香・・・俺、今、仕事中だけど・・・どうしたの?”
圭介は、麻紀との事があったから、
しかも、美香が仕事中に電話してくるなんて、なにかがばれたのかと思って、落ち着かない。
そわそわした感じで、話し出した。
ただ、美香は美香で、陽子のことで頭がいっぱいになっているから、
圭介の変な感じには、全く気付かない。
“ごめんね、仕事中なのに・・・今、少し話せる?”
“だっ、大丈夫だよ。どうしたの?”
美香は、昨日の夜にあったことから、陽子に連絡が取れないことまでを、圭介に話し出した。
【happy】についても・・・。
ただ・・・変な心配だけはかけたくないと思ったから、
結城についてだけは、美香は話さなかった。
圭介は、話を聞きながら、何もばれていないことがわかり、
少し、心が落ち着いていく。
ただ、美香が話す内容も、どこか気になる・・・。
“どうしたんだろうね。陽子ちゃん。
陽子ちゃんって、ちょっと個性的な恰好した、小さい子でしょ?
前に、一緒に飲んだことのある・・・。
しかし、【happy】って、なんなんだ?”
“そう・・・あの陽子だけど・・・。
昨日から、【happy】って意味が全然わかんなくて・・・。
だから、落ち着かなくなって・・・、
圭介の声が聞きたくなった。
仕事中にごめん・・・”
“そうか・・・”
圭介は、返事をする。
“でも、今の話だと、まだ何かが起こっているわけじゃないし、
陽子ちゃんからの連絡を、ちょっと待ってみるしかないよ。
美香、落ち着いてね。大丈夫だよ。何も起こってないよ。”
圭介が言う。
“そうだよね・・・待っているしかないよね。
ごめんね、仕事中に・・・電話切るね。じゃあね。”
“じゃあね”
そう言って、圭介と美香は電話を切る。
美香は、電話を切ってから、お店に戻る準備をする。
圭介は、電話を切って、大きく息をはいた。
そして・・・
美香と電話で話し、電話を切った圭介のことを、
麻紀が、自分のデスクに座りながら、ずっと見ていた・・・。
【happy?(34) 終わり】
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