美香は、駅の前で結城のことを待っていた。



もう駅も、一日の終わりに近い時間帯で、電車が到着する度に、

帰宅する多くの人が、降りてくる。



そんな人たちは、改札を出ると、それぞれの家に帰って行く。



駅前のロータリーには、多くのお迎えの車が止まっている。



美香は、そのロータリーに、大きな排気音の、

アメリカンタイプのバイクが、一台入ってくるのを見つけた。



そして、そのバイクは、止まった。



結城だった。



美香は、結城のところに、歩いて行った。



“ごめんね。迎えに来てもらって”



“ほんとだよ!”



そう言いながら、結城の顔は笑っていた。



“トシ君の家って、ここから近いの?”



“俺も一回しか行ったことがないんだけど、

今なら、道もすいているから、たぶん、2、30分くらい

途中、道に迷ったら、ごめんね”



“いいよ。任せる!”



“じゃ、乗りなよ。ヘルメットも持ってきたから。”



“ありがとう”



美香は、結城から、ヘルメットを受け取り、結城のバイクの後ろにまたがった。



“落ちないようにね。じゃ、行くよ”



“よろしくー”



そして、大きな排気音を響かせて、結城と美香は、トシの家に向かった。




そして、美香と結城が、トシの家へと向かう同じ時間、

二人で飲みに行った後の、麻紀と圭介は、麻紀の家に向かって、一緒に歩いているところだった。





【happy?(40) 終わり】




happy?

↑↑↑

よろしくお願いいたします。モンキーファイブ!

★携帯電話の場合は、

こちらをクリック で、

モンキーファイブへGO!


美香は、電話に出た。



結城は、結局、今日一日、

トシと連絡が取れなかったと言った。



その後に、結城が聞いてきた。





“陽子ちゃんって、トシと仲がよかったの”



“よかったと思う。前に付き合っていたし…”



“えっ?トシと付き合っていた?”





“そうだよ”



“じゃあ、もう、終わった後なんだ…。”



“そうだよ。別れてるよ。”




美香は、結城の言う終わった後の意味が、

付き合いが終わった後だと思って、返事をした。





でも、結城の言う終わった後とは、

全然、違う意味のことだった。





ただ、その違いについて、結城は、ここでは何も言わない。





そして結城が言う。



“気になるから、俺、トシの家に行ってみる。

また、何かあったら、電話する”




“ちょっと待って。

だったら、私も一緒に行く。私も気になってる”





とっさに、美香が言う。



“俺、バイクで行くつもりなんだけど…” 



“悪いけど、先に迎えにきてよ”



“家どこ?”



美香は、家の最寄りの駅の名前を伝える。



“それじゃ、トシの家に行くのに遠回りだよ!”




結城が、面倒くさがった。



“お願い!今日一日、ずっと気になってて…。

このままじゃ、今日、全然眠れないよ!”



やり取りの後、結城が折れた。



“わかった。駅まで、迎えに行くよ。駅に来て”



“ありがとう!じゃあ、あとで!”



待ち合わせの時間を決めて、結城と美香は、電話を切った。





【happy?(39) 終わり】









happy?

↑↑↑

よろしくお願いいたします。モンキーファイブ!

★携帯電話の場合は、

こちらをクリック で、

モンキーファイブへGO!


陽子は結局、一日、仕事に出て来なかった。



美香は、ずっと、落ち着かない気持ちのままで、

その日の仕事を終えた。



仕事が終わって、どこにも遊びに行く気もしないので、

まっすぐ家に帰る。



昨日の夜の疲れと落ち着かない気持ちで、

お腹もすかず、家に帰っても、何も食べなかった。



ただ一人の部屋で、ぼーっとしていた。



いきなり、美香の携帯電話が鳴る。



美香は、携帯電話を手に取り、

電話をかけてきた相手の名前を見る。




-結城-




美香は、その電話に出た。





【happy?(38) 終わり】







happy?

↑↑↑

よろしくお願いいたします。モンキーファイブ!

★携帯電話の場合は、

こちらをクリック で、

モンキーファイブへGO!