美香は、駅の前で結城のことを待っていた。
もう駅も、一日の終わりに近い時間帯で、電車が到着する度に、
帰宅する多くの人が、降りてくる。
そんな人たちは、改札を出ると、それぞれの家に帰って行く。
駅前のロータリーには、多くのお迎えの車が止まっている。
美香は、そのロータリーに、大きな排気音の、
アメリカンタイプのバイクが、一台入ってくるのを見つけた。
そして、そのバイクは、止まった。
結城だった。
美香は、結城のところに、歩いて行った。
“ごめんね。迎えに来てもらって”
“ほんとだよ!”
そう言いながら、結城の顔は笑っていた。
“トシ君の家って、ここから近いの?”
“俺も一回しか行ったことがないんだけど、
今なら、道もすいているから、たぶん、2、30分くらい
途中、道に迷ったら、ごめんね”
“いいよ。任せる!”
“じゃ、乗りなよ。ヘルメットも持ってきたから。”
“ありがとう”
美香は、結城から、ヘルメットを受け取り、結城のバイクの後ろにまたがった。
“落ちないようにね。じゃ、行くよ”
“よろしくー”
そして、大きな排気音を響かせて、結城と美香は、トシの家に向かった。
そして、美香と結城が、トシの家へと向かう同じ時間、
二人で飲みに行った後の、麻紀と圭介は、麻紀の家に向かって、一緒に歩いているところだった。
【happy?(40) 終わり】
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