最近、様々な社会問題に関する本を読んでいますが
この本ほど、分かりやすくてリアリティーのある
子どもが読んでも、大人が読んでも分かりやすい本は
あまり無いかもしれない
というくらいの(私の中で)大作を見つけてしまいました
題名になっているのは、主人公(オマル)と弟(ハッサン)の名前。
この二人が、ケニアの難民キャンプからアメリカに再定住できるまでの、長い長い15年間のノンフィクションストーリーグラフィックノベルです。
最初、裏表紙を目にした際、ノミネートされたり受賞した賞などの数を見て驚きましたが
読んでみて、納得!!
最近だと、ウクライナの難民問題が取り沙汰されているかと思いますが、世界中でこんな問題が起きていて
非常に過酷な状況で毎日を過ごし、希望を見出だすのが困難な人々がいるのかと思い知らされました
子どもたちに学びすらまともに与えられないのは、子どもの親をやっている者からすると、読んでいてとても辛かったけれど
オマルのたゆまぬ努力や忍耐力に感動し、励まされました。
りんごも一気に読んで、色々感じ取ってくれたようです。
(最近、りんごの感想をなかなかリアルタイムで聞けないので
聞いたら追加しようかと思います)