『失敗学』という言葉を見て、『??』
となり、手に取りました。
失敗をきちんと学ぶ。
このことは、今の私にとても重要なテーマであると思い、読み始めました。
第1章から第3章までは、失敗学の基本知識から始まり、主な失敗事例の紹介。
第4章では失敗を「創造」の過程にどのように取り入れるのか、その考え方
第5章、第6章では組織のリーダーとして、失敗とどう向き合ったらよいかを具体的に説明
そして、この本の一番の見どころは
第7章、第8章に書かれている
『失敗学から探る福島原発事故』
というところです。
著者による失敗学における「失敗」の定義は
『人間が関わったひとつの行為が、望ましくない、あるいはきたいしないものになること』
であり、中でも重要なキーワードは
“人間が関わった”と“望ましくない”です。
よく、『失敗は成功の母』と言われていますが
「失敗は当たり前」「失敗してもそれを次に生かせばいい」などと甘く考えていては、つまらない失敗を繰り返すだけです。
自分の失敗も他人の失敗も直視し、貪欲に材料として学ぶことでしか「失敗は成功の母」につながりません。
と書かれているところは、特に心に刺さりました
他にも印象的だったのは…
ご存知の方も多いかもしれませんが
『ハインリッヒの法則』
久し振りに見ましたが、いい教訓です。
1:29:300、忘れないようにしよう
あと、「千三つ」です。
新しいことにチャレンジするときは
成功率が0.03%程度だと思いながら
少しでも成功率をあげるための努力を怠らず
チャレンジし続けていこうと思いました
育児をしていると、何かと失敗しがちなので、色々と悩んでしまいます
久し振りに自分の教訓となる本を読めました