あれから、もう11年。
りんごも曲がりなりに理解力がついてきたので
二人で、じっくりと読んでみました。
いつもはりんごはりんご、私は私で読み進めていくのですが、これだけは一緒に読むことに。
文章主体の本で理解させるには
少し難易度が高い事柄だったので
少し古い本になるかもしれませんが
写真が主体になっている此方をチョイス。
ルビはふってありませんが、一緒に読むことを前提に選んでいたので、気にせず。
写真が雄弁に物語る、『あの日』からの軌跡。
何が起こったのか、どんな状況だったのか…
現地の人々の生々しい証言と共に
克明に綴られていました。
巻末には、国内外の原子炉の数が載っており
もちろん、今話題の『ウクライナ』の原子炉数も
載っています。
あとは、福島県と原子力の歴史や、原発事故後の経過、原発全基停止から再稼働への動き、脱原発・エネルギーシフトの話等、私達の今~未来に関わる事柄が沢山載っているので、一緒に読んでいて、とても学びを得られる本でした。
この本を読み終えて、りんごは
『ウクライナで、チェルノブイリ原子力発電所が占拠されたって、新聞に書いてあったけど大丈夫なのかな…?』
と心配そうに呟いているのを見て
『チェルノブイリ原子力発電所の事故についても調べてみようよ』
と提案したところ
『うん!もっと知りたい!』
という返事が返ってきました。
…チェルノブイリ原子力発電所の事故の時
私は小学生でした。
事故の直後、新聞やテレビで繰り返し流れる情報を目の当たりにして
幼いながら『非常に怖いことが起きたんだ』
と恐れ戦いた記憶があります。
少し大きくなってからですが
チェルノブイリやプリピャチについて
自分なりに調べました。
あまりに深刻な事態だったので
子供ながらに、絶望し、調べることを止めてしまいました…
それから数十年後にこんな形で
再び調べることになるとは思いませんでしたが
でも、知らないといけないことだと思い
なるべくりんごが怖がらないような工夫をしながら
学んでいこうと思います。
東日本大震災、今回のロシアウクライナ進攻
点と点が線になり、結び付いたので
チェルノブイリのことはもちろん
ウクライナやロシア、ヨーロッパの歴史まで
掘り下げて学びを得られたら嬉しいです。