とっても心暖まる、そして、考えさせれるストーリーです
ミコという女の子が主人公。
ある日の夕食後、ソファーでうとうとしていると
飼い猫のスズが人間の声(!)で、歌うように
「今夜は楽しいねこ祭り、<ねこたち町>へ行きましょう」
と誘ってくるところから始まります。
ファンタジー一辺倒なのかと思いきや
お祭りで訪れる場所や、場面に絡めて
猫の習性や生態について知ることが出来たり
捨て猫の実態について知ることが出来たり…
さすが、動物好きな方が書かれている本だな
と感心させられました。
ちなみに、著者の『鷲尾敏子』さんは
動物が大好きだそうでこの本以外にも
動物に関連する本を出版されているんですよ
そして、りんごが一番印象に残ったのは
お祭り広場での一場面で司会者のきじねこが
『人も動物。同じ星に住む仲間。
人間が汚した地球は、人間の力でしか
綺麗にできない』
という、訴えの場面だそうです。
この本を読んで、今までは他人事だった
環境問題や、その他のニュース等も
りんごにとって
『気になる!なんとかしないといけない!』
事柄になったようです
ルビつきで、そこまで長くないお話だと思うので
低学年のお子様にも読みやすいかと思います
猫の日にちなんで、この本をご紹介してみました