嵐やNEWSメンバーなどのサインを偽造した商品をインターネットで販売したとして、大分県の40歳女性ら3人が詐欺の疑いで逮捕された。報道によ ると、元夫&県立高校定時制1年の長女(20)の3名は「生活費のため」として昨年6月頃から今年3月までに、ネット上で見た実物のサインの筆跡を真似た 色紙やサインボールなどを販売。神奈川県の女性から9回にわたり、合わせて8,000円以上を振り込ませた疑いが持たれている。



被害は同じ人間が多数のサインを出品していることから発覚し、千葉県警では偽造サインをタレント本人に確認の上、裏取り調査。7日付の日刊スポー ツによると、嵐の櫻井翔は「色紙にあるサインは私が書いたものではありません。サインを書いた記憶がまったくないからです」と話していたという。これまで に約3,300点を販売し、約370万円を売り上げていたとみられ、県警では余罪を調べている。

ジャニーズのコンサートでは、客席に向かってサイン色紙やサインボールを投げるファンサービスがあり、ネットオークションに出品されているサ インの多くは、コンサートでゲットしたというこれらグッズが大半を占めている。今年7月には、V6・三宅健が自身のラジオ番組にて、偽造サイン色紙がオー クションで7万円の値段がついたことに、「買ってる人がいるらしいから言っておくけど、あれ俺のサインじゃないよ!」と、言及していた(既報)。



また直近では、9月7日に東京ドームで行われたNEWSの10周年結成コンサートで「増田貴久が投げた」として出品されていたサインボールが55万円の高値で落札されたことが、ファンの間で話題となった。

しかし、当の増田は「Myojo」(集英社)12月号で、意外な事実を告白。ドームではボールを何十個も用意してもらったが、「俺以外のメンバー はちゃんとそれに対応して1コ1コにサインを書いてたんだけど、俺だけほかの準備に時間がかかっちゃって1コもサインを書けなかった(笑)。俺のボールを とった人、ごめんなさい! そのぶん、気持ちを込めて投げたから許して!」と、サイン入りボールを投げていなかったことを明かしたのだ。

「この発言でオークションに出ていた増田のボールが偽物だったと判明しましたが、落札者にとっては後の祭りでしょう。今回、偽造サイン販売者の逮捕 にあたっては『アイドル本人に確認した』と報道されています。県警から確認を求められたタレント本人たちが、これを機に偽造サインの存在を知るようにな り、雑誌やラジオで警告するようになったのかもしれませんね」(ジャニーズに詳しい記者)



増田のサインを出品したのがこの親子なのかは不明だが、こうした事件で何よりも被害を被っているのは、サービスでファンにプレゼントしているタレ ント本人だろう。コンサートでのサイン色紙&ボールのプレゼントがなくならないためにも、今後はこうした犯罪に引っ掛からないようファンも気をつける必要 があるだろう。