■『家族ゲーム』(フジテレビ系、毎週水曜よる10時~)初回視聴率12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
嵐・櫻井翔が主演するドラマ『家族ゲーム』の初回が、17日、30分拡大版で放送されました。櫻井が演じるのは、「東大合格率100%」を謳う“自称・天才家庭教師”の吉本荒野(こうや)。引きこもりの次男を中心に、さまざまな問題を抱える沼田家と契約し、彼を登校させ、名門進学校に合格させることを約束します。しかし、その方法は一般的な家庭教師とはまったく異なる、常軌を逸したものでした。吉本が担当する落ちこぼれ中学3年生役を演じているのは、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』(2012年、テレビ朝日系)で好演した子役の浦上晟周、沼田家の父親役を板尾創路、母親役を鈴木保奈美、エリート高校生の長男役を神木隆之介が演じています。
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この『家族ゲーム』は、これまでも何度か映像化されています。こうしたリニューアル作品の宿命ともいえるのが、過去の作品との比較。特に、松田優作主演の映画(森田芳光監督作、1983年公開)は多くの視聴者に強い印象を残したようで、ネットでは「松田優作のイメージが強いから櫻井翔じゃなあ……」「昔のと頭の中で比べてしまう」「(松田優作の息子である)松田龍平か翔太が演じればよかったのに」といった意見が少なくありません。
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一方で、旧作を知らない視聴者の一部は、2011年に放送された連続ドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)と比較し、「家政婦のミタの男バージョン」「完全にミタの猿真似」と評している人もいました。『家政婦のミタ』は、最終回で平均視聴率40.0%を記録した大ヒット作品(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。確かに、問題を抱える家庭に型破りの人間が入り込み、常識とはかけ離れた方法で問題を解決するという設定は『家族ゲーム』とそっくりです。順番から言えば、むしろ『家政婦のミタ』が『家族ゲーム』に似てしまっているのですが……。
さらに、嵐のメンバーがドラマに出演するとほぼ必ず上がるのが「二宮(和也)にやらせればよかったのに」という声。大物脚本家からのラブコールが絶えないといわれる二宮は、ジャニーズタレントを軽んじがちな某巨大掲示板でも演技力が高く評価されている稀有な存在です。今回も「二宮のほうが役に合ってた」という意見や、「櫻井は役者よりもMCのほうが向いている」という意見が散見されました。
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もちろん、そのような批判だけでなく、「櫻井くんの演技の迫力に圧倒」「櫻井は想像してたよりは演技頑張ってたと思う」「櫻井の演技意外とみれるじゃん」「櫻井くんの演技が良くなってる」「翔さんの演技もこれまで見た中で一番良かった」「初めて彼の演技がいいと思った」と高く評価している人もたくさんいます。もしかしたら、辛口の批判をしている人は、過去の『家族ゲーム』への愛着や、『家政婦のミタ』のインパクト、また「演技は二宮」という思い込みにとらわれてしまっているかもしれません。まっさらな気持ちで見れば、櫻井版吉本とその世界観をもっと楽しめるのではないでしょうか。
出演のオファーがあったときは、過去の作品を知らなかったという櫻井。「30年も前の作品なのに、僕のちょっと上の世代…当時を知る方たちからは会うたびに言われるし。(中略)それだけ強烈なインパクトを残した作品だったみたいで、日に日にハードルが上がってる感じ(笑)」「今回は2013年版のオリジナル『家族ゲーム』を作っていきたいなって。これから30年、40年たったとき『あのときの家族ゲームがさぁ』って、同じようなことを言ってもらえるのが、今のひとつの目標ではありますね」(『POTATO』5月号、学研パブリッシング)と語っています。周りの声に惑わされず、櫻井なりの吉本を演じ切ってほしいものです。