又随分間が開いちゃいましたがあせる前回の続きです…

先週、今年初めて訪れた デスレイク奥多摩湖チャレンジ 登山 & 擬似餌投げは…見事に玉砕汗


それでもメーター級のでっぷりと太った鯉が単発でしきりにシャローで餌を漁り、前日に降った冷たい雨の濁り水を嫌ったヘラが インターセクションで集まり ヘラボールを形成し お見合い婚活パーリィーを開催しつつ、後は暖かい雨での上流へ差すタイミング待ち…

湖も確実に春に向けて動き出しているようでした、ただ そのどれよりも一番季節が進行し  既に春爛漫に突入していたのは…紛れもなく自分だけだったって言う刹那(^_^;)






さて前回桜を例に準え  抑制ホルモンの働きによって一斉開花すると言うお話しでした…

そして 昆虫、爬虫類、魚類、動植物、生活環境や活動空間が違うにも関わらず、そのどれをも支配する14℃というキーワード

果たしてこの14℃にはどんな意味が、理由が、そして秘密があるのだろうか




そろそろ湖も 魚達にとっての一大イベント“スポーニング”を迎え、人も魚も若干賑やかになってきました…先週ついにロクマルも出ちゃったしねあせるあせる

毎年何故デカイ個体から順に スポーニングに入るのか?


まぁこれは単純にデカイ個体のテリトリーレンジが浅いからで  実にシンプル
先に話した抑制ホルモンは13℃でスパッ♪と消える訳ではなく  13℃に向かい 温度が上がるにつれ徐々に効果が薄れてゆく

なので 真冬でもミドルレンジをテリトリーレンジとしているデカイ個体は  水温の微妙な上昇加減をいち速く察知出来、卵巣や精巣が桜の蕾の如く盛ってしまう

本能ってスゴいね音譜

一方、紫外線の恩恵を受けないディープの色白な魚は 春ターンを期に春の訪れを知る

ターンオーバーは秋の代名詞に言われがちだけど、むしろターンで魚が大きく動くのは春の方













上の図は 国家レベルの機密資料の1部(笑)

4シーズンのリザーバーの温度推移を 簡単に表した物で  、細々と説明すると面白くなって半年くらいかかるので今回は省略 (^_^;)

端的に言えば『 水は4℃で比重が最大になる 』つまり4℃の水は一番重くて それより高くても低くても軽くなる

この比重変化が サスペンドルアーを使用水温で微調製しないとビタ止まりしない理由


春ターンは、昼間のうちにせっかく温められた表層の水が 、コールドフロントや冷たい雨、強風などで急激に冷やされ やがて風下に集まった冷くて重い水が沈む

この急激 !って所がポイントで、温度差(比重差)が重要、比重差がある水は交わらないからね

するとそれに上から押し出されるように底の冷たくて扶養な水が押し上げられ 湖に対流循環が起こり 徐々に上から下まで水温が同じになる これがターンの正体

ディープの魚は、この表層から落ちてきた水で やっと春が近づいている事を知る

つまり…湖やフィールドは 風下のショアラインから潰れてゆく、するとショアラインのカバーしかりブレイクに張り付いていた魚は追いやられるように沖に吐き出され

身を隠すストラクチャーも何もない沖合いの  中途半端な中層に浮かざるおえない
そんな魚は警戒心が強く、ふて腐れてるんで落ち着くまでは口を使わない = 釣れない汗


じゃあこんな時は どんな場所を狙って どんな展開をすれば魚に辿り着くのか…



ん?何の話しでしたっけ?(^_^;)



14℃のキーワードねあせる この数字 結果から言ってしまえば、 最たる物は免疫機能が関係している


例えば、魚の口にフックが貫通、エア抜きで魚の体に穴をあける汗 なのに、あんな微生物だらけの水の中でも 健康体な魚はよっぽどの事がない限り死なない

これは魚が恐ろしく高いリカバリー能力、つまりは免疫機能と細胞の代謝再生機能を備えているからで

人間ならどうだろう? 自分の上顎に鮫を釣るようなデカイ針を貫通させる…

お腹にガスが溜まったんで ストローぐらいの太さの注射針をブスッ♪と差し込んでみる…汗汗


想像しただけで股間がギュンギュン♪としちゃいます


その強靭な免疫機能、代謝機能が働き 自分をリカバリー出来るようになる温度  それが14℃ラインなんですね

因みに魚に付く寄生虫、病気をおこすバクテリアや細菌、カビ、これらの殆どは12℃で活動が鈍り約15℃で活発化する

すなわち小さな細菌から魚類、昆虫動植物、そのどれもが13~14℃の数字に支配され、ピラミッド状に 全てがうまくバランスされて成り立っているんですなぁ 不思議ですねぇ~音譜



どうです、ここまで長々ときた割りには結構どうでもいい話しでしょ(笑)





じゃあね、亀山で 13℃にいち早く達する場所…考えてみましょうか

あそことあそこと、あそこもそうだし あのワンドもそうだよね、そしてその場所って どれもがこの時期…真っ先にデカイのが釣れる場所とリンクしてるんだな(  ̄▽ ̄)


微生物やプランクトンが湧き出し、それを食べに小さな生き物が集まり更には…まぁそういう事ですよ(笑)


デカイ魚を狙って獲るには、小さな微生物から自然界のサイクル、法則まで勉強しなきゃならないんだから


ったく…バスフィッシングって 奴は、つくづく面倒臭くて面白いよなラブラブ



次回は 春の水温変化と琵琶湖の不思議な話しでも…