
先日店頭にて落ちパクで食いついてしまったkoiki85
それもそのはず、見た目のリアルさは実物のワカサギから型を起こした樹脂ルアー、それに加えこのリアル塗装含めディテールから全ての監修を行っているのが湖畔職人“ドラゴンアッキー”こと秋林師範代
今では親子でルアー職人っていう…まるであのラウリラパラファミリーをも彷彿させ、日本のバストーナメントやジャパニーズルアーにおいてもパイオニア的な存在…
最近ありがちな、リアルにしてとりあえず売っとけ商法とは違い、バックボーンもしっかりしていてこのクオリティー…これは買うしかないでしょって事

で、この間の荒リバーでのナラシ釣行

どんなトップでも反応がないのに、小粋君に変えた途端…見にくる魚がいたり、ギュン♪と飛び出る魚がいたり、しまいにゃデカイウロコの奴に叩かれるっていう(^_^;)
まぁ形はどうであれ生き物を突き動かす反応が圧倒的に得られ、久々に何か不思議な可能性を感じ…で、早速帰ってからの擦ったり揉んだり振ったりしての恥垢錯誤
コレ結構いいんじゃね


こいつは何だか面白いもんができちまったぞ、と動きを見がてら乗り込んだのが昨日のタマリバー
地図とニラメッコしてここだろ!!って場所に辿り着いたピンポイントには先行者あり

考える事は皆さん同じなのね

やりたい場所がダダ被りだったんで下流からジワジワとプレッシャーをかける(笑)
いい距離になったところで『どうですかぁ?』と、必死でいい人の振りをしながら声をかけてみる
『いゃあダメですね~』と青年、STAP細胞はあると思う?などと世間話しがてらこの場所の情報収集
やがて嫌がらせが聞いたのか、好青年がほどなくして老中年から逃げるように退散する(^_^;)
待ってました! とやりたい場所につかさず鎮座し、水中を観察…なるほど 本流外側にあって葦島を境にした逆ワンド状のポケットのこの場所
そのポケットにはカナダ藻がパッチで点在、多数の小さなベイトがしきりに出入りし、ボトムには底物ベイトが気持ち良さげにお昼寝
やや下がった本流よりの反転流がある淀みの枡護岸にはオイカワから鮎系のやや大きめのベイトがしきりに体を底にこすりつけている…
オイオイ…ここって 釣れちゃうんじゃないのぉ~(  ̄▽ ̄)
そんなただならぬ雰囲気に期待と股間はマリモッコリ

その場所からあえて少し距離を置き、暫く人の気配を消す…さぁ~て小粋君改め瀕死君でいくか、それともカナダ藻パッチのジグ撃ちかそれが問題だ
勿論選択はラージ狙いで後者のジグ撃ち だってジグマンなんだもん♪
で、ジグロッドを持って立ち上がろうとした時…
バフッ!!
ガボッ ガボッ!!
(;゜Д゜)ボ、ボイルだ、スーザンボイルや!
とっさにジグロッドを川に投げ捨て(笑) 瀕死君に持ちかえボイル待ち…
しかし待てど暮らせど サラサラ~♪ と川のせせらぎだけがこだまする静けさ…
どうやら本流と淀みの間に布団1枚程の小さな中洲がありそこに追い込んで喰ったらしい
へぇ~本流側なんだ…てっきり淀みの岸際かと思っていたラージ慣れのオジサンには意外な場所に少しびっくり
こんな時、安易にボイルのあった場所にダイレクトで撃ち込んではいけない、あくまでもナチュラルに、上流から流れてきた瀕死の小魚をあくまでも自然体で演じるのだ
深田恭子のように、あまりにも不自然で下手な演技をしては全てが台無しになってしまう…
ならばとキンキンのスピにPE直結の瀕死君を、上流流心に向けてフルキャスト

ハビュ~~ン♪とあり得ない飛距離からの着水後、流れに乗せてドンブラコ 終着駅はあの中洲の予定、お忘れもの落とし物等御座いませんようご注意下さい
次は~中洲~、中洲で御座います
時折ピクピクジャボッ♪…ポカ~ンを繰り返し あっという間に中洲にさしかかる、そしてそれはワンピク♪を加えた瞬間だった
ガボッ!!
(@ο@)デ 出たぁ!
反射的にのけ反り合わせでかける! 一旦上流に向かって激走するソイツ
すぐに本流真ん中でジャンプ!! その姿は…深緑色のラグビーボールに縦の虎縞、それは紛れもなくスモール、しかも太って50あるなしのすんごい体型のスモール

ジャンプと同時に向きを変え、今度は一気に下流へと 流れに乗って虎まっしぐら♪
この間ぜ~んぜんドラグが止まんない



あぁPEの結び目、何回ワッカくぐらせたっけなぁ~ あと2、3回くぐらせときゃよかった

フック細すぎたかなぁ~、頼むから伸びないでくれよぉ

そう言えば今朝お地蔵さんの前無視して通りすぎちゃったなあ~ 会釈しとげよかったなぁ

頭の中を走馬灯のようにぐるぐるとネガティブが駆け巡り、もはやドラグもネガティブも全く止まらない



半ばパニックになりながらある事に気づく…
俺は上流に向かってファイトしているのに魚は遥か下流で跳ねている…これって…あぁ…
中洲の石にラインが挟まってるんですけどぉ~~(ToT)
俺は苔色のデカスモールとファイトしているのか…それとも中洲のあの黒いデカイ石とファイトをしているのか もはや定かではない…
しかし俺は闘っている、確実に何かと闘っているのだ、こうしている間にもドラグは鳴る、しかしさっきから全くラインは巻けない…
俺は夢を見ているのか?気がつけば片足はもう水の中 その冷たささえ感じない
チキショー! 最終的には中洲まで泳がなくてはいけないのか!! どうして俺の人生はこういつも屈折しているんだ
そうだ! 土手だ!土手の遥か上を走るんだ!! そして中洲の石からラインを外し…そんなことを考えているうちにドラグは止まり、そしてラインからテンションが消えた
バレタァ( ;∀;)
そのくせ中洲の黒光りする石の野郎はいまだにラインを離さない…少しは引いて楽しませるならまだしも、全く動かず巻き抵抗だけを鈍痛のように浴びせ続け…やがては小粋改め瀕死君さえ奪われた



中洲のヤロ~、返せぇ~返しやがれ 俺のやっと掛けたデカスモールと \2,200もした高級ルアーを~~(ToT)
チキショーめっ!! 多摩川もスモールも嫌いだ、大っ嫌いだ! もう行かないからな、絶対に行かないぞ

今週はね(^_^;)
そんな眠れない程、すんごい悔しい昨日の報告でした
