‥続き

血相を変えて到着したA君のお母さん
A君には、まずは自分の口からお母さんにいいなさい‥と言ってあったので 気まずそうに口を開き‥『盗みました』と、敬語で言った

その後A君は泣き出し 力無く床に崩れ落ち号泣し始めた
ややパニックになり転がるA君の腕を掴み激しく揺すり 何かわからない言葉をA君に投げつけるお母さん‥

程なくしてB君のお母さんも到着 一旦落ち着いた所でとりあえず今回の事実整理をし いきさつを説明 A君にも間違いない事を確認

それを聞いた韓国人のお母さんは泣き出した‥当初 この分からず屋の韓国マザーを徹底的にやってやろうと思ってたが この泣き崩れる親子の姿を見て あぁどこの親も一緒だな とそんな気はどこか消え失せてしまった

そしてこの親子はまだ救いようがあるとも思った‥自分んちの事は棚に上げて(^_^;)


その後親同士話し合い 息子を含めた3人の、今後の学校での生活や関係等を観察をしてもらう意味でも学校へ連絡 校長先生とみっちり話し汗
翌日は揃って2店のお店へ 親子揃って頭を下げにいったあせる

一応商品を弁償するつもりでいったのだが、両店舗の店長さん共厳しいお言葉を頂いた後に、暖かく許して頂いた

勿論子供らも ちゃんと自分の口で、自分の言葉で、しっかりと謝っていた‥多分この子らはもう二度とやらないだろう‥イヤ、やらないと思う‥やらないでくれあせる

韓国人のお母さんにはもう一度しっかり釘を差した上で 何かわからない事、困った事があればいつでも話して下さいと言って別れた
韓国マザーは以前とは別人のように恐縮しきりで肩を落としていた‥


その帰り道 手を繋いでいた息子が下を向いたまま ポツリと
『パパゴメン‥』とボロボロと涙をこぼしながら言った

事情がどうであれ息子が盗ったという事実は変わらない 今回それを説いた上で手は上げず、 しっかりと息子と対面で話しをした それは痛い程息子にも伝わったんだと思う

更に息子が繋いだ小さな手をギュッと強く握った‥改めて、今回息子も傷ついたんだなぁと思うと何だか自分もボロボロと涙が出てきた汗

恥ずかしいので、久しぶりに息子をヒョイと肩車して商店街を闊歩してみた
息子に『又明日からみんなで頑張ろうな!』と声をかけると息子は震える声で『なにを?』と言った

二人とも何だか可笑しくなって笑った‥涙をボロボロとこぼしながら


END