さて、前回で太陽光を受ける部分が垂直に近い部分に限り温度上昇が期待出来るという話しでした

では 何故温度上昇を求めるのか?

それは対象であるバスが、変温動物である他ならない訳ですが
変温動物というのは 周囲の環境温度と体温がほぼ近くなる為に 寒いこの時期、体の代謝や活動能力が著しく低下します

常に真冬の朝の寝起き直後の状態汗

しかし体が代謝をしない分 エネルギーを必要としないのでほとんど食べなくても過ごせるようになります‥いわゆる口を使わなくなる(T_T)

そして本能から、なるべく動かないでやり過ごそうともします、その為大半の魚は低水温期には水温変動の少ないディープへ落ち、又は追いやられ最低限の活動へと‥

しかし!ここで 低温の冬を、変温動物ながらに生き延びる知恵をつけた輩が現れます

それが低水温期に日光を直接浴びる 又は日光に温められた水の層で、ディープのそれよりも 快適に過ごせるじゃんビックリマーク

水温の1℃変化は、気温の5℃分に値するそうなので‥6℃で安定するディープより9℃まで上がるシャローが快適とシャローを選択する奴もいる訳です

人間で言う所の暖房を発見したようなもんで(^_^;)


さて、亀山ダムにはお馴染みの亀の日光浴 これも自分の体に日光を直接浴び 体温を上げ活動し易くする為なんですが

亀は 背中の甲羅に太陽を効率良く浴びる為 常に太陽の真っ正面に正対する場所を選び 更に条件にあったいい木に登ります

これが、亀は連なって同じ木で日光浴をしている理由なんですが


片やバスも 効率よく体温を上げる為に冬に限り日光浴をしますが しかし魚にはマブタが無いので、必ず太陽をやや斜め後ろに背負うようにポジションし、警戒心から温められる層の最下層にサスペンドします‥


見えてきましたね( ̄∀ ̄)

つまり真冬のシャローは、手っ取り早くとりあえず亀を見つけての‥亀ランガンあせる

そして太陽光が水温を引っ張り上げられる限界水深の2、5m程を、バスの頭の向きを推測し、ルアーを通すコースを導き出せば、バイトチャンスは増えるはず‥


あとは 食うスピード、アクション、シルエットのマッチングがハマれば あの‥真冬の真っ黒いぶっ太いアイツらに出会える確率はアップアップキラキラ


キーワードは『亀を握れ!!』(笑)


間違っても湖上で自分の‥ヤメトコ(^_^;)